歳をとったからどうかわからないが、やらなかったら忘れてしまう。
昔は忘れても良かった。
なぜなら生きていくのに困らなかったし、それなりのストックがあったからだ。
でも、今、そういう考え方じゃなくて日々変化の中で上がったり下がったりしているのではないのかという気がするようになり、俺の生活が変わってしまった。
わかりやすく書いてみよう。
俺は10年以上英会話をやっているのだが、ちょっと休んだりしたらなんとなくうまく話せない気がすることがあった。
ただそうは言ってもおおむね変化ないし、自分の中の有意差だとは思っていなかったし気にしていなかった。
筋トレも同じだ。
1年間ほぼ毎日ちょこちょこと筋トレを続けてきた。
たまに海外旅行などで、連続的に休むと上げられるバーベルの重さが減ってしまう。
当たり前のことだと思われるかもしれないが、じゃあ、維持しようと思ったら毎日やれ!って結論になる。
そんなプレッシャーの中で生きるのは嫌だから、ジムに行かなくてもいいよという極論が真のゴールなのか。
数ヶ月前、一生の趣味をと思いジョギングを始めていたのだが、膝が痛くなって永久にジョギングを封印した。
新たな趣味がいるだろうと考えた結果、語学を始めることにした。
語学なら故障はないだろう。
語学と言っても、英語以外の言語だ。
英語では発音で躓いた(日本人っぽい訛りを消すことができない)ので、他の言語にしようと思って日本から行きやすいタイ語の勉強を始めた(ベトナム語にしようか迷ったが)。
文章に入る前に、発音記号だけは最初に徹底的にやってからだ。
語学ならきっと歳をとっても続けられるだろう。
さて、話は少し変わるのだが、俺は最近オンラインで毎日化学問題というのをやっている。
また、以前に中学と一緒に毎日英語というのを2年間やったことがある。
これにはものすごいパワーを秘めていると感じている。
生徒の力のつき方が圧倒的にすごい。
毎日やるから、忘れる前に覚え直すというシンプルな方法なのだが、本当に効果を実感している。
毎日やれば、復習が不完全であっても昨日のことなので結構覚えている。
かつ一晩挟んでいることで頭も適度に整理されている。
これ以上に効率を上げる方法があるのだろうか?
それを踏まえて、俺はタイ語を毎日勉強することにした。
毎日毎日オンラインの先生にタイ語を習い続けている。
もしも復習が不完全なら、同じページを2日続けて習う。
進まなくてもいいから、毎日毎日やることが大事なのだと気づいた。
化学の問題を解くのもそうなった。
「さあ、今日は解きまくるぞ。」
って以前は問題を解いていたが、最近は約1時間程度毎日問題を解くスタイルに変えた。
前の日に解き方がアートでなかったものは、次の日にもう一回解いている。
日本中のどの先生よりも美しい式が作れることを目標に解いている。
ああ、毎日の積み重ねというよりは、日々のフローの中で生きてるんだ。
そう考えるようになってから、なんか1問1問が大事になったし、日々の研鑽こそがすべてだと思える気がするようになった。
このケーキを切ったらこんな断面だったのか、ではなくパラパラ漫画のように1日1日があって、全体的にこんな形になったのね。という生き方だな。
今の俺の生き方は。