どうやったら子供が賢くなるのだろう?
毎日毎日そのことを考えながらずっと仕事をしてきた。
今日はそのうちの一つについて書いてみたい。
「やらされてることとやってることでは全然違う。」
という話だ。
俺らみたいな仕事をしてると、一気に成績を上げないといけないシーンに直面することがある。
子供自身がやらされてると感じているのか自発的にやってるのかは、成績向上に関して大きなファクターだと思うのだ。
それを強く思う理由は、「成績をあげたいと自ら望んでいる子の成績すら、簡単にあげることはできない。」からである。
やらないといけない勉強量、覚えないといけない勉強量は結構膨大で、一瞬で積み上げることが難しい。
例えば、お金儲けなら株で当てるとか、何かの商売がヒットするとかで一瞬でリッチになることもあるだろう。
でも、勉強はそういう性質ではない。
わかりやすく言えば、英会話みたいな感じだ。
どんなに一気に習っても、話せるようにならない。
例えば、「時制を気を付けて話そう。」
そう思っていても、ネイティブに時制がおかしいことを指摘される。
だから、気を付ける。
また、ネイティブの時制の使い方を真似てみたりする。
そうやって会話しているうちに時制が上手になってくる。
「次は不定詞を上手に使ってみよう。」
「次は関係代名詞を使ってみよう。」
みたいな感じで少しずつスキルが上がっていく。
高校1年生の授業をしていてよく感じるのは、「あら?あのモチベーションはどこにいったの?」だ。
中3のときは一生懸命にがんばったのに、高校に入学できたことでまた受験が遠い存在になってしまい、がんばる必要性を忘れてしまうのである。
そして「やらされてる勉強」に変わる。
なにが言いたいのか?
つまりはである。
成績を上げようと思ったら、まずは「自発的にやるモード」にしなければ効率がすこぶる悪いということだ。
やる気のない子供にいくらやれやれと言ったところで、相手がブレーキを踏んでるわけだから進ませるのには無駄なエネルギーがかかりすぎる。
つまりはまずは勉強に対する正しいマインドセットを構築することに挑む必要があるってことだ。
やらされてる子とやろうと思ってる子じゃあ勉強コスパが違いすぎるからだ。
いつかにつづく