みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

読者置換の儀式。

おいおいおい。

 

ふざけて書いたら、アクセス数下がったじゃねえか。

 

やっぱり真面目なこと書いてアクセス数をもどすぜベイビー

 

なんてことはやらない。

 

もうこうなったら、真面目な読者を不真面目な読者に入れ替えるぜ。

 

 

 

今日は旅行記でも書こうかなっと。

 

ふざけて書ける第一位の国はあそこしかないだろう。

 

そう。

 

インド共和国だ。

 

俺がまだ海外旅行ビギナーだったときに、世界一周したやつらがやとらと俺に言ってくる。

 

「インドは別格。」

 

どんな国なんだ?インドって。

 

「アフリカよりもか?」

 

「アフリカよりすごいです。」

 

「アマゾンよりか?」

 

「アマゾンよりすごいです。」

 

「何がすごいんだ?」

 

「見てくるんです。こっちを。」

 

「見てくるって、見てくるだけなのか?」

 

「はい。」

 

「見てくるだけなのに、すごいのか?」

 

「それがすごいんです。」

 

なんだとー?

 

そもそもインドとアフリカ大陸を比べるのもおかしいし、インドとアマゾン川を比較するのも間違っている。

 

だが、大陸よりも川よりもすごいらしい。

 

 

 

俺もいつかインドに行ってみた...............いわけねえだろ?

 

そんなデンジャラスな国になんか行きたいわけがない。

 

フィリピンでさえ修羅の国で怖い目に何度か会ってるのに、世界一周した猛者どもがすごいという国、行くわけねえだろ!

 

俺は安全を大切にしている男なのだ。

 

 

 

ところがある日、突然インドに行く日がやってきた。

 

「せんせー、アメリカに住もうと思うんだけど。」

 

数年前に卒塾した生徒だ。

 

「うんうん。住んだらいいじゃない。世界はどこでもつながっているんだから。」

 

「だけど最近、海外行ってないから不安なの。行く前にせんせーと一回、どっかに行って感覚を取り戻したいんだけど。」

 

「わかった。どこで練習する?アメリカ?オーストラリア?」

 

「一発でリハビリしたいからインドにしようと思うの。せんせーインドについてきて。」

 

「イ、インド.......」

 

「あっ、そう言えば俺はインドには行かないことにしてるんだよ。ガネーシャアレルギーがあるから。」

 

「おねがい。」

 

......くっ、

 

 

生徒にお願いと言われて断れる先生いるか?

 

生徒のみんな、自分の先生に「お願い。」だけは使っちゃあなんねえぞ。

 

それは「反則ワード」だから。

 

 

そして俺はインドに行くことになった。

 

海外に行くときは普通は楽しみなのだが、インドのときだけは飛行機に乗るまでやめればよかったという後悔ばかりで、ワクワク感はなかった。

 

むしろ恐怖のバクバク音しかしない。

 

実際にインドに着くと、そのバクバクはさらに激しくなり、やがて生命力が弱っていき、尻からカレーの形で便器に命の灯火が撒き散らされることになるのである。

 

恐怖の国、インドに全てを吸い取られてしまうのだ。

 

 

 

ダイエットしたいやつ。

 

何も考えずにインドに行け。

 

自然に運動もできて、あっという間に10キロダウンだ。

 

 

いつかに続く.....