今回の世界一周で俺的に大きいイベントは2つある。
一つはサハラ砂漠。
もう一つはアマゾン川だ。
こういうのはさすがに日数がかかりすぎるので、普通の旅行で行くことは難しい。
俺みたいに「1ヶ月に1週間、海外に行きますトラベラー」には特に難しいコースだ。
やっぱり地球のすごいところには行きたいよね。
すごい山とか、すごい砂漠とか、すごいジャングルとか。
ヒマラヤに入ったことあるから、あとはサハラとアマゾンでしょ。ってことになる。
ま、これで行き残しがあるとすれば、あとはガラパゴスと南極かなあ。
スペインからモロッコのマラケシュに入国した俺は、3日間の体力調整期間を経て、サハラの町メルズーガに入った。
マラケシュを出発したのは朝の7時だったが、メルズーガに到着したのは夜の8時を過ぎていた。
車の車窓から永遠と続く広野が見える。
この景色に耐え続け、やっと眼前にサラサラとした砂の砂漠らしきものが出現する。
ホテルに到着した時、すでに20時をゆうに過ぎていた。
ホテルはネットで絶賛の嵐だったリアドマムーシュだ。
なかなかすごい。
人気のワケだ。
翌日、サハラ砂漠をバギーで爆走するアトラクションに参加した。
なかなかすごい。
バギーは何度か運転したことあるが、世界一の砂漠はもちろん初めてだ。
どこまで行ってもサラサラの砂が続く。
砂埃を上げながらアップダウンを乗り越えていきながら、「サハラ砂漠マラソン」は無理だなとか、どうでもいいことが頭の中に閃いたりする。
夜はラクダで隊列を組みながら砂漠の中に入っていき、真っ暗なキャンプ地で食事と睡眠を楽しんだ。
満天の空に君の声が〜♪
無限に煌めく星空のもと、砂漠のムードを楽しみたかったのであるが、曇天と砂嵐の中で、食べ物が若干ジャリジャリして、ロマンティックなムードは皆無であった。
だけど、「アフリカ大陸なう。」なんだな〜。と思うと少し感動した。
あっ、俺はアフリカ大陸は別に初めてじゃなかったし、モロッコでさえ以前来たことあったんだった。
翌日、サハラ砂漠を離れ迷宮都市フェズで1日休んで、次の国に出発する。
さて、疲れもかなりあるのだが頑張って進んでいこう。