みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

実は新しい塾をすでに作っている。

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数日前に看板をつけて、新しい塾を開いた。

 

生徒はゼロだ。

 

チラシも入れていないし、目立つ通りにもない。

 

今のところ、集客する予定はない。

 

理由は簡単。

 

1対1のマンツーなので、定員が超超少ないからだ。

 

簡単に募集をかけてしまうと、すぐに定員になってしまう。

 

俺のメインの塾は炎集団なので、こちらは2〜3人の生徒しか募集する気がない。

 

この塾はもっと歳をとってからのことも意識して作った。

 

いつの日か大人数を教えることはできなくなるだろうけど、それでもおじいちゃんの塾として一人か二人は教えたい。

 

 

さあ、今日は仕事について考えてみよう。

 

仕事は確かにお金をもらうための手段ではあるが、そう考えてしまうと悲しいものがある。

 

人生を丸いケーキだとしよう。

 

そこから睡眠時間をカットするともう3分の2になってしまう。

 

人生の3分の1は知らない間になくなっているのだ。

 

でもまだ大丈夫。

 

まだ3分の2も残ってるから。

 

だけど、歯を磨いたり、風呂に入ったりする身の回りの世話の時間、食事の時間を除くとあと56%。

 

残りの部分を100として、その30%が仕事(40年働く場合)、10%が教育を受けてる時間だ。

 

つまり、俺らが自由に使える時間の1割が学校、3割が仕事ってことだ。

 

もちろん、宿題の時間や家での仕事時間などは含まれていない(総務省統計局のデータより算出)。

 

意外に少ないと思うかもしれないが、老後が長いのである。

 

老後のことを考えておかないと、もはやこれからの時代に合わなくなる。

 

話を戻そう。

 

 

仕事はお金をもらう手段ではあるが、時計を見ながらの仕事をしていると喜びが少ない。

 

 

有名な話がある。

 

結婚式場を作ってる大工さんが2人いたとする。

 

「あなたは何を作ってるんですか?」

 

「この図面通りの建物を作っている。」

 

「人が幸せになる夢の施設を作ってるんだよ。」

 

同じことをしてもこの二人のように、全然違うことを考えることもできるはずだ。

 

つまりは出来上がる建物は同じかもしれないが、幸せ度合いが全然違うと思うのだ。

 

 

俺の仕事だって同じ。

 

塾に行くのが楽しいって言ってくれる子供を育てたいし、俺だってずっと子供たちに会うことを楽しみにしたい。

 

仕事はお金を儲ける手段でもあるが、それはある側面。

 

それよりも仕事から得られる喜びの方がきっともっともっと大きいと思う。

 

机は確かにすでにあるのだが、まだまだ考えて気のすむような形にしてから集客をしようと思っている。

 

たった2〜3人の生徒、そしてその親御さんと俺だけの塾なので、いろいろ考えようと思っている。

 

 

世の中はオーバースペック時代に入っている。

 

 

だから気のすむような職人の仕事をすること。

 

それこそが60代からの幸せかな?って考えている。

 

まだまだ60代までには時間があるけど、今のうちにしっかり準備をしておこう。

 

 

だから妥協せずにやろうと思っている。