山口県から引っ越される卒塾生のお父さんと、昨日、急遽飲むことになった。
あら?禁酒は?
と思う方がいらっしゃるかもしれないが、基本的には(つまり家では)飲まなくなった。
ただ、お誘いいただいたり、お客さんと食事するときなどは飲むことにしている。
酒を抑えるスキルを手にしたので、もう薬は飲んでいない。
さて、俺は親御さんとときどき飲むことがあるのだが、ありがたいとしか言いようがない。
たかが、塾の先生の俺なんかと飲んでもいいことなんかないはずだ。
それでも実際に一緒に飲める機会が与えられていることに本当に感謝する。
特にお父さんと飲めるチャンスは、お母さんの10分の1くらいしかないので、まさにプレミアだ。
お母さんの場合は子供さんを通しての関係のようだが、お父さんと飲む場合は昔から知っている友達のような気分になってくるのもすごくいい。
塾を始めた頃を思い出す。
小さな小さな俺の塾には、生徒がたった二人しかいないのに、どうしてこの横断歩道にはこんなにもたくさんの子供が歩いているんだろう。
この中の一人でも二人でも俺のところに来てくれないかなあって思ったことが何度もある。
それが子供たちと知り合えただけでなく、親御さんとまで親しくさせていただいて、こんな未来が待ってるなんて塾を始めたときにはわからなかった。
そもそも卒塾旅行だってそうだろう。
かわいいかわいい自分の子供を海外に行かせるのである。
信用がないと成立しない。
俺は卒塾旅行の駅の見送りで親御さんに必ず言う言葉がある。
「安全には最大限の注意をしますが、もしもトラブったときには僕に権限を全て委任してくださいね。僕は日本で一番海外に行ってる塾の先生です。あとから、この方が良かったあの方が良かった、なんでそうしたのか?とか言われると判断が遅れますので。自分の子供だと思って、自分が最高だと思う対応を全速でやりますので、そこだけはよろしくお願いします。」
みなさんが頷いてくださる。
それを確認すると、安心して子供たちを預かることができる。
実際に怪我したり、病気になったりしたことも何度かあるが、自分の子供だと思って迷うことなく行動するようにしている。
そんな風にして、今日までやってきた。
人はお金のために働いているが、よくよく考えるとそれ以外の部分も多いのではないだろうか?
いや、もしかするとそれ以外の部分の方が多いのかもしれない。
お金が少ないけどやりがいの大きい仕事、お金は多いけどやりがいの小さな仕事。
どっちを選ぶんだろうか?
でも、やりがいの大きい仕事を選んだ方が幸せが大きくなりそうな気がする。
昨日、急に飲み会になってブログが止まってしまったが、それでも暖かい楽しい時間をすごしていた。
また今日からブログを書いていこう。
このブログを続けて書くというのは、密かにありさ先生に張り合っている。
俺もがんばろうっと。
ちなみにありさ先生の写真の中で俺が一番好きなのはこれ。