15年前の俺のブログだ。
こんなことを考えていた。
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「若い人への応援のつもりで書いている。
誰かを攻撃するつもりもないし、誰かを非難しているつもりもない。
「若い塾経営者、あるいはこれから開塾される皆さんへ...」
塾を経営するのには2つのスキルがいる。
ひとつは教務。
そしてもうひとつは経営だ。
教務はいい授業をするためにもちろん必要だが、経営は経営者として絶対に必要だと僕は考えている。
僕は塾で働いた経験なくして、塾を始めた。
生徒を100人にすることを、まずの目標とした。
そして、半年間で100人を超えた。
もちろん、それまでの僕の仕事は研究だったので、営業等は一切かけなかった。
かけたこともない。
次にエリアのリーダーになることに意識を注いだ。
2年半で600人の生徒になり、エリアナンバーワンになった。
その後、市が統合されたりして、エリアの定義があいまいになった。
生徒を600人にするコツを言う。
それはひたすら、市場の要求に応え続けることであり、お客さんに喜んでもらうことに全精力を注ぐことである。
なんだか、自分の作りたい塾を作るということに、この業界のカラーが染まりつつあるような気がする…
自分の作りたい塾は、確かにイメージがしやすく、やりがいも多いだろう…
でも、大事なことを忘れていく…
それは塾経営者としての視点である。
自分の思う塾だけを作っていくと、ある日突然崩壊するような事態も起こりえない…
近くに強者が出現した時だ。
強いと思っているのは、自分だけではないだろうか?
あなたの塾が、強いと言うなら、なぜあっという間に生徒が増えないんだろう?
魅力的な塾であることの、判定は自分がするのか?
周囲が下すのか?
「そりゃあ、先生には化学があるからでしょ?」
…ギャグを言ってもらっては困る。
僕の塾には最初の1年間は中学生と小6しかいなかった。
あなたの塾と何が違うって言うのだろう?
経営者は、強い組織、システムを作らなくてはならない。
それが経営者の仕事だ。
少々の経済的トラブルが来ても、微動だにしない組織、システムである。
それでないと仲間を守ることが出来ない…
教務と経営、どちらも重要であると僕は思う。
どちらが特に重要ですか?
と聞かれたら、1秒以内に答えるだろう。
それは経営だ。
それがトップの仕事である。」
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15年前に書いた記事だ。
いきなり950文字もブッ込めたので、ほとんど何もすることがなくなったが、あれから俺らの塾の形態も結構変わった。
当時はピラミッドだった。
今はグループでやる形にした。
どんな経営をしたいのかにもよる。
だけど、塾講師ではなくて経営者を目指すのであれば、やはり経営のことが頭を占めるのは否めないと思う。
実際、俺は9割は経営のことを考えてきたからね(残りの1割が授業)。
.....でも今年は参考書を書く。
以上っす。