みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

子供は誰のために勉強するのか?

自分の生徒が試験に落ちても、俺の人生にはほとんど影響しない。

 

だって子供の人生は俺の人生ではないから。

 

ただ、子供達に勉強を教えることを生業にしている俺としては、すべての子供の成績をどうやって上げるかにいつも腐心している。

 

 

まずこれだけは伝えたい。

 

勉強は強制的にやらされるものではなく、君のものなんだと。

 

勉強は君自身の武器であり、君をこれから守ってくれるお守りなわけだ。

 

だから勉強をするという主導権を君に持って欲しいのだ。

 

君は今から3万日以上もの間、なんらかの仕事についたり、君の周りの人間関係の中で過ごしていくだろう。

 

学があるかないかは、その3万日を豊かにできるかどうかに大きく影響すると俺は思っている。

 

学があるかとは、単に学歴があるかどうかだけではなく、きちんとした努力ができるか、また人にせいにせずに自分自身で問題解決できるかなど多岐に渡る。

 

その力を育むのが受験勉強だと俺は考えている。

 

今、受験勉強をがんばることは、君の生きる力を強化していることに他ならない。

 

 

君は赤ちゃんが産まれるときのことがわかるだろうか?

 

お母さんのお腹が少しずつ大きくなって、どんな子が産まれるんだろう、どんな子に育っていくんだろうと自分の体の変化とともに楽しみに待っている。

 

そして君が産まれる。

 

ご両親にとっては、世界中の誰よりも君がかわいいのだ。

 

君を大切に大切に育てようと思いながら接してきたのだ。

 

君が産まれた日から今日までずっと。

 

だから、自分のものも我慢して、君のために塾代や参考書のお金なんかを出してくれる。

 

お母さんには、塾代で毎月ハンドバックや財布を買える自由権があるんだぜ。

 

でも、君のためにしてくれてるんだよ、お母さんは。

 

これは当たり前じゃないからね。

 

君は、自分の欲しい服を我慢してお母さんに服を買ってあげられるか?

 

 

さて、話を戻そうか。

 

君は誰のために勉強しているんだろうか?

 

それは君自身のためだ。

 

今の勉強は確実に君がいきていくための力になるだろう。

 

だから、君は未来の君のために今がんばってあげないといけない。

 

でも、君が幸せになると、君のご両親や君に関わっているすべての人が幸せになっている。

 

俺だって嬉しい。

 

自分が教えた子供の成績があがると嬉しいに決まっている。

 

君が笑顔で「できました。」って教えてくれるとやった甲斐があったなって嬉しくなる。

 

そして、君のご両親がうれしい。

 

君を大事に育ててきて、君にかけてきた力が報われていく感じがするのはうれしいことなのだ。

 

 

君ががんばることは、君のためだ。

 

でも、それはみんなのためでもある。

 

君が負けたら、みんなが負けたことになる。

 

 

みんなのためにも、全力でがんばろうぜ。

 

 

 

 

 

..........もしも、君が頑張っても誰も褒めてくれないと思うのなら、俺に言ってこい。

 

俺がお前の頭をゴシゴシなでながら、満面の笑みで褒めてやるから。

 

 

 

 

 

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