みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

ある子

ある子がいるとする。

 

俺はその子にもう少し頑張って欲しいのだが、それがうまく伝わらない。

 

せっかく勉強してきたんだから、ここで失速したら今までの努力がもったいない。

 

結局、勉強しようとするかしないか、それだけだからだ。

 

そりゃあ、ゲームしたりダベったりYouTubeを見たりする方が楽しいだろう。

 

そんなことは誰でもわかっている。

 

でも、それでは競争に負けてしまう。

 

誰だって苦しいときや不安になるときがある。

 

だけど、それを乗り越えられるかどうかが試験だと思うのだ。

 

勉強はお金に似ていると思う。

 

お金があったら、他の人よりも有利に生きていけることが多い。

 

お金があるがゆえにできることだってあるだろう。

 

 

勉強もそうだ。

 

勉強してるからつける仕事があったり、同じ勉強をしている友達と出会えたりすると思う。

 

やっぱりがんばることって必要だと思う。

 

 

テレビに出ている人だって遊んでいるように見えたり、楽しそうに見えても努力してきた人も多い。

 

経営者ももちろん高学歴の人が多い。

 

勉強で培った根性や知識が他のことにも応用できるということだろう。

 

 

会社にいた頃、後輩に言われた言葉がある。

 

「どうして私にばかり仕事を振るんですか?平等じゃありません。給料は同じなのに。」

 

俺は給料で仕事を振ってるんじゃない。

 

能力で振ってるんだ。

 

能力に対して平等に振っている。

 

 

能力のある人が、電気を発明してくれて、車を発明してくれて、飛行機や電話を作ってくれた。

 

もしも、みんなが同じように働いていたら、文明が進んでいかない。

 

その文明の上に生きている俺らは、他の人より頑張ってくれた人に感謝しなければいけない。

 

つまり賢く生まれた人は、それだけがんばるのがあたり前だと思っている。

 

 

俺の生徒はみんな賢い。

 

この子達がきちんと力を出せるように、俺もがんばらないといけないと思っている。

 

だからその子がきちんとがんばってくれるように俺も努力をしようと思う。