塾の先生でものすごくよくないのは生徒に舐められてしまうことだと以前に書いた。
読んでないやつはリンクを..
貼るのが面倒なんで自分で探せ。
家族も同様だと思う。
親が子に舐められてしまっては、家の中での舵が取れなくなる。
20年間この仕事をやってきて、親が子供に舐められる一番多い要因は、人間の価値基準を学歴に置いてしまう失敗だと思っている。
もちろん、学歴に置いてるつもりはないのだろうが、結果的にそういう感じになってしまっている家が今までに結構あった。
すると、「どうせお父さんは俺より勉強できないくせに。」だとか、「どうせお母さんは私より馬鹿なのに。」って、思うようになる。
口には出さなくても、自分より格下だと思うともはや制御が効かなくなるよね。
だから価値基準を学歴に置かない方がいい。
「勉強しないとお父さんみたいになるよ。」とか「勉強できない人はクズなんだよ。」とかを口にしない方がいいし、思うこともやめた方がいいだろう。
はっきり言って子供が大学に行ける一つの力は、親の財力なのだ。
親が頑張った結果、子供にお金がかけられるようになっただけで、しかも自分のものを我慢してまで親がお金を払ってくれてるってことを理解さえしてない子も多いから、その辺も明らかにしとく必要ある。
親が、子供にお金をかけることは当たり前のことではない。
親は子供に高校くらいまで通わせたら、自分の物を買いにルイヴィトンに行ってもいいのだ。
親が子供を20歳まで育てるのは当たり前だが、そこにエクストラの費用をかけるのは決して当たり前じゃないだろう。
親が善人すぎるだけなのだ。
もしも、こういうミスを犯してしまうとお互いが不幸になるので改善した方がいいと俺は思う。
どうやったら改善できるのか、俺なりの考えを書いてみよう。
犬で例えると想像しやすいはずだ。
犬と子供は少し似ている。
猫は自分で大きくなれるが、犬は家族的な生き物だからだ。
犬が飼い主を格下に見たらどうするか?
① 主導権を渡さない。
②要求に応じない。
③過干渉をしない。
こんな感じだろうか。
「あの人は勉強ができるから偉い人なのよ。」
こんなことを思ってると、子供に伝染ってしまう。
勉強ができることは、生きる上でかなり重要な武器であるが、ただひとつの側面だ。
勉強ができることがすべてではない。
ちなみに俺は学歴コンプレックスが完全にゼロなので、いかなる高学歴のやつが俺の前に現れても、軍門にくだることはない。
俺はすでに高貴な完成された「みかみ一桜」なのである。