みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

中国の高校。

www.youtube.com

 

中国の平均的な高校生の1日らしい。

 

学校へ6時に出て22時に戻ってくる。

 

家にいる時間は最大でも8時間か。

 

つまりそれ以上は寝られないってわけだな。

 

さらには、1日40分が10教科、夕方からの勉強会3時間か。

 

昼飯も夕飯も学校で食うんだね。

 

 

 

今、日本では教育の自由化というか学校さえ行かなくてもいいじゃね?ブームが起きている。

 

まあ、教育産業にいる者としては、このブームに乗っかっていくしかないのだが、個人的にはどうなんだろうと思う。

 

一生懸命に勉強してないと、他の国に負けてしまうのではないかと思う反面、他の国に勝たないといけないのかという疑問も湧いてきて.....

 

 

 

あっ、つまらないから違うの書こうっと。

本の書き方(俺紹介9)

本書いてる人いるじゃん?

 

あれってどうやって書いてると思う?

 

 

 

 

.....実は俺も知らない。

 

じゃあ、俺の場合はどうやって書くようになったか?

 

参考にならないと思うけど教えてやろう。

 

 

 

ブログで「誰か本の書き方教えて?」あるいは「出版社紹介して。」って書いたことがあったんだよ。

 

そしたら「出版金の卵コンテストってのがありますよ?」って教えてもらって。

 

 

金の卵コンテストー?

 

俺、コンテストとか得意やんけ。

 

みたいな感じで、応募してみた。

 

その時にA4用紙1枚程度の企画書と本文数ページ分ってのが、申し込み書類だったんだけど、企画書って書いたことないじゃん。

 

書き方はもちろんわからなかったんだけど、どんな本を書こうかなーってことになったわけ。

 

まあ、当たり前だけど、普通に本書いても仕方ないじゃん。

 

だって誰も俺のことを知らないんだから。

 

 

そこで俺の化学を分析した。

 

俺のテストへのこだわりは問題を解くスピードにあるんだよ。

 

とにかく速く解きたい。

 

誰よりも速く、日本最高速度ギネス記録で100点取りたい。

 

世の中に30日で完成とか、2週間で完成とかいう参考書は数多あるが、20分で解くというコンセプトの本はない。

 

よし、俺の参考書は問題を速く解くという切り口で書こう。

 

早く勉強できるのはなく速く解くだ。

 

 

あとはネーミングだ。

 

ここがきっと一番重要だ。

 

もはやネーミングで半分くらいきまるはず。

 

誰も俺のことを知らないのだから。

 

 

速い化学、できちゃう化学、裏技化学......

 

 

 

 

 

 

 

ヒキョーな化学⁉︎

 

 

おっ、これだ。

 

これでいこう。

 

 

そして企画書というものを、なんとなくで書き上げて俺は送った。

 

 

そこで1位になったら、そのまますぐに商業出版されるらしい。

 

よしよしよし。

 

 

発表と表彰式は横浜ランドマークタワーで行われる。

 

これは行かなければ...

 

俺様の勇姿をみんなに見せつける必要がある。

 

 

初めておろす俺の勝負服と、いつもより鮮やかな金髪。

 

背広のサラリーマンみたいなやつばかりの中に異彩を放つ俺がいた。

 

「おいおい、お前ら、できるやつは見た目から違うんだからさ。」

 

100人くらいがいただろうか。

 

熱心にみんなが名刺の交換をしている。

 

悪いけど俺は全く興味がない。

 

金の卵とは俺様のこと。

 

最初から俺を見出すためのコンテストなのだ。

 

他のやつには用事がない。

 

 

表彰式が始まった。

 

3位から発表されるらしい。

 

3位?

 

おいおい、俺の名前呼ぶなよ?

 

俺は祈った。

 

「発表は......○○さんです!」

 

よかったあああ。

 

こんなところで呼ばれたら、困るからね。

 

しかも..プププ...3位の人喜んじゃってる。

 

「今回は3位の作品も出版したいという出版社があったので、出版とさせていただきます。」

 

....笑。

 

3位で出版とか嬉しい?

 

本屋に3位で出版ってpop書くの?

 

 

「さあ、2位の発表です。」

 

勝負はここだ。

 

ここで呼ばれなければいい。

 

大島優子と言ってくれ。

 

前田敦子は1位でしか呼ばれない。

 

「.......○○さんです!」

 

 

 

勝った。

 

俺は勝利した。

 

金の卵で生まれてきた俺は、金の卵として生きていくのだよ。

 

2位のあなたおめでとう。

 

心からお祝いさせてもらうし、あなたがいなければ俺もいない。

 

 

 

そして、1位の発表。

 

俺は登場の仕方、賞状のもらい方、インタビュー、瞬時にシナリオを考えた。

 

そして

 

「1位、ヒキョーな化学、みかみさんです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ってのに備えてたのに、違う人が呼ばれてしまった。

 

 

 

あのさ.....

 

言っていいかな。

 

俺1位ばっかりだったから、1位以外の振る舞いに慣れていないのだよ。

 

俺の上に24時間照りつけているはずの王者の太陽は何処に?

 

俺が3位の中にさえ入れないって、名前書いてましたっけ?

 

こんなに目立つ格好でいるのに、これじゃあ「痛い人間コンテスト1位」になってるざます。

 

俺は恥ずかしかった。

 

もはや、俺を支える筋肉も骨も軟化していた。

 

細胞壁が欲しい。

 

俺を支える細胞壁が.....

 

 

 

茫然自失の俺は、1人静かに会場を後にした。

 

1位の人がインタビューされている。

 

そして審査委員長が何か言っている。

 

「えー、今回は素晴らしい作品に恵まれて大成功でした。ですが、1人だけ申し訳ないのですが、選外とさせていただきました。本日は小説等のコンテストなのですが、参考書を出された方がいらっしゃいまして......」

 

 

え?

 

参考書出しちゃあいけなかったの?

 

 

おっちゃんよぉ〜。

 

真っ白によぉ。

 

俺は真っ白に燃え尽きちまったぜ。

 

 

 

塾に戻ると他の先生たちが待っていた。

 

俺の出版を祝ってくれるためだ。

 

「やー、なんか小説のコンテストだったみたいで....」

 

「あっ、そうなんですね。」

 

みんなが笑顔で気を使ってくれる。

 

「マジで本当だって。」

 

みんなは俺が負けていないことを信じてくれていなかった。

 

俺は負ける以前に、審査員の目にさえたどり着いていなかったんだったって。

 

 

 

 

そして次の日、ある出版社から電話がかかってきた。

 

「なんか、金の卵に間違って出したんでしょ?ウチから出しませんか?」と。

 

 

トントン拍子で話が進み、あっという間に俺の本が書店に並んだ。

 

1週間後に増刷がかかり、また増刷の連続で、その年の化学の参考書の売り上げ部数日本1位になった。

 

 

 

 

 

.....やっぱり俺って本物だな。

 

というわけで俺の全国展開が始まるのであった。

 

いつかに続く。

クアラルンプール動画きたあああ。

www.youtube.com

 

今回はかわしま進学塾のかわしま先生にとっていただいた世界の五つ星ホテルシェラトンのスイートルーム、観光ツアーになっています。

 

いつもとかなり違いますが、どうぞよろしく。

第2章幕開け(俺紹介8)

生徒はすでに600人。

 

定員で募集ストップしてからの、モチベーションが下がってしまった。

 

なぜなら、とりあえず県下ナンバー1の塾を作ることを目指していたので、県下ナンバー1への道が絶たれた今、何をガソリンにしていいのかわからない。

 

勢いが止まった塾に慣れていなかったこともある。

 

これでいいのか?と言う不安感がずっとあった。

 

 

そんなときに、中3のあいこちゃんのお母さんが塾に見えた。

 

「先生、お兄ちゃんみてもらえないですか?」

 

「お兄ちゃん?お兄ちゃんって双子ですか?」

 

「高校3年生なんですけど、化学の方を.....」

 

「すみません。高校生はやらないんですよ。」

 

俺が塾をやってる理由の一つに子供好きだということが挙げられる。

 

中学生とばっかり授業をしていると、高校生が大人に見えてしまう。

 

大人はちょっとね...

 

 

 

「先生じゃないと頼めないんですよ。」

 

「他の塾があるじゃないですか?他の塾で習われたらいかがですか?僕は高校生やってないんですよ。」

 

「先生、東大受けたいんですが、化学だけが苦手なんです。」

 

「......東大?」

 

まあ、そうなってくると話はちょっと別なわけで、俺は15歳から化学をやりまくってるし、大学受験の時の偏差値もすごかったし、そもそも化学で生きてきた男なので、それなら仕方ねえなあってことで、受けることにした。

 

「でも、23時以降じゃないと空いてませんよ。」

 

そしてだいすけくんと勉強するようになって、次の模擬試験でだいすけくんが県で1位をとった。

 

その時の俺は、それくらいは当然だと本当に考えていた。

 

「さすが先生ですね。」

 

「ああ、そうですね。」おわり。

 

 

さっさと東大に合格してもらって終わりにしようと思っていたら、だいすけくんがごうくんを連れてきた。

 

「ちょい、なんで友達連れてくるの?」

 

「いや、化学がよくわかるって話したら行ってみたいって....」

 

友達なんか連れてこなくていいのに。

 

授業を終えたごうくんは、その日喜んで帰って行った。

 

次の週にまほこちゃんが来た。

 

「ちょい。増やさんで!」

 

めっちゃやりにくい布陣だった。

 

理数科のだいすけくん、理系のごうくん、文系のまほこちゃん。

 

あー、やりにくー。

 

なんのモチベーションもなかったが、俺は化学が出来すぎるので、俺のやり方を説明するだけで十分だった。

 

本も参考書も必要ない。

 

ペン一本で授業をした。

 

 

そして、学校の定期テストを迎えた。

 

適当にテスト対策して、「はい。みなさん明日は頑張って。」と送り出した。

 

まあできて当然。

 

俺が教えてるわけだし。

 

 

そしてテストが返ってきた。

 

なんと、理数科のだいすけくん、理系のごうくん、文系のまほこちゃん。

 

3人ともそれぞれの科で化学が1位だったのだ。

 

さすがにこれはびっくりした。

 

ローカルの戦いの中学生をやるよりは全国区の大学受験化学をやった方が、成功確率が高いのではないかと考えるようになった。

 

センターの平均点は、全国の受験生で比較することができるのだから。

 

これ当たったら全国区じゃね?

 

 

 

 

そうと決まったら、大好きな子供(中学生)との勉強を捨てて、お金の匂いを感じる高校生へとシフトだ。

 

クンクン なんだかいい匂い。

 

 

 

俺は新しいブランド「みかみ塾2(ツー)」を立ち上げて、高校生の化学を教えるようになった。

 

同時に、中学生とはお別れを決断した。

 

 

翌年、口コミがすごくて生徒がものすごく入ってきた。

 

地元最難関の徳山高校の全生徒数の3分の1近い生徒が、塾にきてくれるようになり、同じ授業を月火水木金とやった。

 

入塾は好きな曜日に入ってください。という感じだった。

 

 

 

その年から、徳山高校センター試験の化学で県下トップに立つようになった。

 

 

 

こんなにすごいんなら、俺、本が書けるんじゃね?

 

本って、どうやって書くのか知ってる?

 

この勢いの俺がどうやって本を出すようになったのか、次回に書いてみようと思う。

 

www.youtube.com

 

明日の朝、クアラルンプール編が出る予定。

 

ボルネオを思い出しておこう。

褒めること。

俺の塾は褒めることを大事にしている。

 

まあ、「褒める塾だね。」言い方変えると。

 

 

去年の実績もう一回言おうか?

 

センターを18人受けて、16人国公立に合格した(2人東大、6人九大、2人広大)。

 

 

だから、俺には言う権利があると思っている。

 

お母さん、もっと子供さんを褒めてあげてくださいよ(特定の誰かに言ってるわけではない)。

 

「子供が勉強しない。」

 

「成績が上がらない。」

 

「ゲームしてばっかり。」

 

わかりますけど、順位が上がったんでしょ?

 

じゃあ、褒めましょうよ。

 

順位が上がってってことは、相対的に前回より頑張れたってことなんですから。

 

この教科は良かったけど、この教科が悪い?

 

良かった教科を褒めましょうよ?

 

文句ばっかり探さずにいいところを探してあげませんか?

 

 

 

ああ、わからない?

 

わかりやすく言いましょうか?

 

俺、塾の先生なんで説明はプロなんで。

 

お母さん。

 

家族のために美味しいご飯作ったとするでしょ?

 

そしたら、周りの人が「美味しい。」って言うべきと思うでしょ?

 

せっかく上手にできたのに、「米が硬い。」って言われたら、萎えるでしょ?

 

100歩譲って、「米はちょっと硬いかもしれないけど、ほうれん草がシャキシャキして美味しいねえ。」って言われると頑張る気しませんか?

 

順番間違えないでよ?「ほうれん草はうまいんだけど、コメが硬いなあ。」じゃないよ。

 

 

まだわからない?

 

 

あなた、ジム行ってるとするでしょ?

 

ベンチプレスで今日初めて55キロのバーベルを上げられたんですよ。

 

頑張ったんですよ?

 

その瞬間、コーチが「はい。次は60キロ目指しましょうね。」

 

こんな愛のない言葉かけてきんだからたらどう思いますかね?

 

「おめでとうございますー!!!55キロすごいですねえ!さすがですねえ。パチパチパチ。」

 

じゃないですか?

 

だって、55キロを褒められたんだから、普通自分で60キロ目指しますよ。

 

だから、自主性ってもんが出てくるんでしょ?

 

自分で60キロと言う目標を定めて進んでいくから、1人でもできるようになるんでしょ?

 

褒めるだけでよくないですか?

 

それを「はいっ、次60キロー」って言われたら。

 

 

それもう動物を躾けてるような感じになりませんか?

 

ご飯を頑張って作っても、「はい、次はスパイスを工夫しようね?」って言われると、ただの徒弟制度みたいになりませんか?

 

 

 

頼む。

 

お母さん。

 

もっと褒めて。

 

子供が自分で進んでいけるように。

 

お母さんが次から次に注文出してくると、子供が勉強嫌いになる。

 

そしてやらされている体質から抜けられなくなる。

 

いつかは自分でやらないと、大学受験まではお母さんの言葉は届きません。

 

 

「まだ頑張りが足りない。」と言い続けていいのは神しかいない

 

 

 

今日からあなたの子供を褒めてくれ。

 

みかみ塾からのお願いだ。

俺のクラスが学級崩壊に.....

他の塾はテスト期間の授業はどうしてるのだろう。

 

例えば、テスト期間の1日目に化学のテストがあったとする。

 

その日に化学の授業があると、化学じゃなくて明日のテスト勉強したいってなるよね。

 

中学生なら、他の教科で対応してあげることもできるかもしれないが、俺は高校生の化学しかできないので、明日の教科の授業なんてできない。

 

だからその日の授業は、病気になってる人は仕方がないから休んでもいいよ。

 

って扱いにしている。

 

ただし、必ず連絡をしてね。

 

と言ってある。

 

 

 

そしてこういうメールが来始める。

 

f:id:warumonost:20191205124915p:plain

お腹が痛いのかあ、お大事にね。

 

f:id:warumonost:20191205125217p:plain

頭痛かあ、仕方ない。お大事にね。

 

f:id:warumonost:20191205125449p:plain

さかむけー?

 

微妙だなあ。まあ、でも、そこからバイキン入るかもしれないので大事をとってください。

 

f:id:warumonost:20191205125439p:plain

おいおい、寒いって病気か? でも、仕方がない。お大事にね。

 

f:id:warumonost:20191205125104p:plain

ピロリの除菌忘れんなよ。

 

f:id:warumonost:20191205125049p:plain

心が粉砕骨折になったのかあ、元気出せよ。

 

f:id:warumonost:20191205125009p:plain

厨二病?お前、前から厨二病やんけ。

 

 

f:id:warumonost:20191205125152p:plain

お前、どんな病気なんだよ、それ。

 

 

そしてその生徒が次のテストのときに送ってきたのが、これだ。

f:id:warumonost:20191205125232p:plain

正直すぎるだろう。お大事に。

 



 

 

 

 

 

実際、色々な病気や、色々な怪我、事故を見てきたのだが今回、それを上回るのが出てきた。

 

これだ。

f:id:warumonost:20191205125510p:plain


あああああああああん?

結界だと〜?

 

f:id:warumonost:20191205130943p:plain

 

といわけでブログ行き(これ)。

 

 

 

 

今日は授業ありますよ〜〜〜〜〜。

新しく商売で勝負する人へ。

新しいお店出したり、新しい塾出したりする人いるよね。

 

うまくいかせるコツを教えてあげる。

 

 

イメージして欲しい。

 

近所に新しい店ができたとするよね。

 

例えばラーメン屋。

 

行ってみようかなあって思うじゃん。

 

新しくできたから行ってみようって。

 

 

わかる?

 

開店ボーナス。

 

開店したことで人が興味を示してくれるというボーナスが発生している。

 

めっちゃ得じゃん。

 

こんなビッグボーナス他にはないからね。

 

 

で、実際にラーメン屋行くよね。

 

人ガラガラ。

 

味うまくない。

 

もう一生行かないよね?

 

そのラーメン屋潰れる。

 

 

 

最初は人はガラガラでも、じわじわ人気が出てくることもある。

 

味が美味かったり、個性があったりする場合。

 

 

 

でも、一番成功しやすいのは開店ボーナスを利用すること。

 

開店の時には、みんなのアンテナが立ってるからね。

 

あそこどうだった?

 

って聞かれたり、言いたくなったりするから。

 

 

開店のときにどれだけのパワーをぶち込んで、どれだけお客さんに喜んでもらえるかってことが大きい勝負になる。

 

言い方変えると、開店時を適当にやらない方がいいよ。

 

そこ、勝負するところなんで。

 

 

まあ、他にも色々あるけど2店舗目出したり、初オープンしたりする人はミスらない方がいいよ。

 

頑張ってみて。

関連動画にどうやってするか?

www.youtube.com

 

職業は?って聞かれると塾の先生と答えるが、実際は色々なことをやっている。

 

動画撮ったり、参考書を書いたり、実際に授業したり、社長の仕事したり....

 

さらには1年間の約4分の1を海外で過ごしているため、これらを4分の3の時間でやらないといけない。

 

結構忙しい。

 

ただ、俺は経営者なので公私混同生活だから、起きてる時間はいつも仕事でいつも遊び。

 

やりたいことをやりたいときにガンガンやってるってわけだよ。

 

 

今、いくつか悩んでいることがあるのだが、その中の一つが関連動画にする方法だ。

 

ひなまな動画実行委員会プロデューサーの俺としては、ひなまな動画を関連動画として表示させるようにしたい。

 

あっ、関連動画ってわかる?

 

ユーチューブとか見てたら、これオススメみたいなので勝手に出てくる動画あるよね?

 

あれあれ。

 

あれが関連動画。

 

あそこに表示させないと再生回数が伸びない。

 

 

 

再生回数を伸ばしたいか?

 

あー、伸ばしたいねえ。

 

だって、女子高生がバックパッカーで世界一周。

 

何と言っても日本初。

 

すごくないか?

 

 

しかもベトナムのハザンとか、ほとんど日本人に知られていないところとかにも行ってるしね。

 

今あの子たち、何してるか知ってる?

 

 

f:id:warumonost:20191204101417j:plain

 

カンボジアの人の家で暮らしてる(笑)

 

一緒にご飯作ったり、洗濯したり(もちろん手洗い)、子供たちと勉強したり...

 

 

ホームステイって、イギリスとかアメリカとかオーストラリアとかカナダとかのイメージだろ?

 

おいおいおい。

 

そういうのって誰でもできるんだって。

 

 

カンボジアのホームステイの方がやるのが難しいに決まってる。

 

f:id:warumonost:20191204101558p:plain

 

アメリカ人がステイ先で何食ってるか?

 

イギリスのホストファミリーがどこに連れてってくれるか?

 

まあ、会話とかも想像できそうじゃん。

 

それって面白い?

 

 

 

 

カンボジアの普通の家って何食ってると思う?

 

f:id:warumonost:20191204103417j:plain

 

こういうの。

 

しかも外だからね。

 

食事は外で食ってるんだよ。

 

この家は。

 

 

俺はひなまなが世界一周を頑張ってることをみんなに伝えていきたいし、さらに、他にも世界に行ってみたいと思う子がいっぱい出るといいと思っている。

 

俺が10年以上前から卒塾旅行で、海外に行き続けてるのは海外に行くことのハードルを下げたいと思ってるからだ。

 

もはや、国内だけで考える時代は終わってる。

 

というか国内だけで考えるのはもはや不可能だろう。

 

 

 

日本人は英語ができない。日本の教育では英語が育たないって言ってるけど、そうじゃないと思うんだよ。

 

英語を話せる環境がないのに、話せるわけないと思うんだよ。

 

どこの国だってそうじゃん。

 

田舎に住んでる人は英語が話せない。

 

都会の人は話せる。

 

それは都会には外人が溢れてて、普通に英語を話してみんなが商売してるからと思うんだよ。

 

 

俺は日本で一番海外旅行をしている塾の先生だと思ってるから、俺以上に海外を説明できる塾の先生はいないんじゃないかと思ってる。

 

これ、俺のアドバンテージ。

 

 

だから、俺はもっともっと子供たちが世界に行けるような応援をしたいと思っている。

 

そう、そのためにもひなまな動画を関連動画にするための方法を、今日も勉強するのであった。

 

塾外の生徒だって、海外に連れて行ってあげられるようになりたいと思っている。

一生懸命に生きているか?

長距離走を走っていると、かたまり(集団)が出来ることがよくある。

 

トップの集団以外にも、いろいろなところでかたまりが出来る。

 

かたまりの中に入って走ると、1人で走るよりはずっと楽になる。

 

周りの息や歩数とシンクロするようになり、あたかも自分が止まっている錯覚を受ける。

 

その状態で走ると幾分ではあるが、スタミナを温存することができる。

 

ただ、1つのレースの中にかたまりは多数あるため、速い遅いはあるものの、みんなが走っていることには変わりない。

 

あるかたまりから脱落するのはいとも簡単だ。

 

苦しいかもしれないと考えればいい。

 

すると途端に苦しくなって、あっという間に後続のかたまりに吸収されてしまうだろう。

 

後続のかたまりはややゆっくりなので、もしかしたらそこで生き延びれるかもしれない。

 

 

問題は、前のかたまりに行こうとするときなのだ。

 

わかりやすく、数字を入れて説明しようか。

 

自分のかたまりの時速が15キロだとする。

 

前のかたまりは時速16キロ。

 

するとあと1キロほど時速を上げて走らなければいけない。

 

だが、それでは永久に追いつけない。

 

時速17キロにしなければ、前の集団に追いつけない。

 

つまり前の集団よりもさらに早く走らなければ前の集団に追いつけないってことだ。

 

 

 

レールを変える。

 

ステージを変えるというのはそういうことなのだ。

 

 

新しいステージに行きたいヤツは、新しいステージで頑張ってるやつより速いスピードで走らなければいけない。

 

ま、その覚悟がいるってことなんだけどね。

 

 

 

例えば、ひなまながクラファンで世界一周していることに関して、大人の皆さんがトンチンカンな批判をしてくることがある。

 

「他人の金で行って、君たちは何もしてないよね?」

 

バカか?ひなまなは高3の1年間を差し出してるんだよ。

 

休学しているんだよ。

 

同級生と離れてるし、これからもずっと1年遅れて進んでいくだよ。

 

お前こそクラファンどころか批判しか出してないじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

有名な言葉がある。

 

「人並みの努力では人並みの人間にしかなれない。」

 

有名すぎて、訓み人知らず状態だが、まさにその通りだと思う。

 

人並みの努力してしてないやつが、なぜか羨ましがったり妬んだりしているんだよね。

 

歌手に向かって、歌が下手くそ。

 

スポーツ選手に向かって、しっかりやれ。

 

おい。

 

しっかりやるのはてめーの方だっちゅうーの。

 

しっかりやってないてめーが、いつまでもギャーギャー言ってるから、お前はそのかたまりから抜け出せない。

 

 

 

 

 

まあ、俺にも言ってるわけなのだが、俺ねえ、もはや何も欲しいものがなくなっちゃって燃え尽きてたわけなんだよ。

 

今も別に欲しいものがあるわけではないから(まあ川は欲しいけど、それだけでは原動力になれない)、なんかね、こう15年ぶりくらいにじわーっと力が湧いてきている。

 

俺は今のかたまりのレベルで全然よかったんだけど、内なるエネルギーがそろそろ飽和に近づいた気がする。

 

頑張ってみようかなあと、最近感じたことない信号が俺の体から出るようになり始めている。

 

 

 

でさあ、じゃあ何頑張るかって話なんだよ。

 

これが俺の場合、既存のモデルなんかクソ食らえで、ニュータイプになりたいんだよ。

 

ニュータイプにね。

 

 

新しい概念をもってきたい。

 

 

それからもう一つ。

 

さっきから言ってるように、なりたいレベルの自分よりもっと頑張らないとそこには行かれないってこと。

 

それはわりと至難で、相当時間を割く必要があると思ってる。

 

 

 

 

 

ってことで、お前らもなんかやれ。

 

ナポレオンヒルも、空想できることは全て実際の形にすることができると言っている。

 

楽してできることなんかどこにもない。

 

覚悟を持つことだ。

 

他のいろいろなことを諦めることだ。

 

よし、覚悟したらいけ!

 

 

 

www.youtube.com

 

 

生徒が止まる(俺紹介7)

生徒がバンバン入ってきて、教室の数も増えた。

 

ところが一緒に働いていた先生たちが怒っている。

 

「みかみ先生、一体どれだけ生徒を増やすつもりですか?」

 

「うん?いけるところまで。」

 

「こんなスカスカなやり方でいいと思ってるんですか?」

 

「しょうがないじゃん。大きくするときには必ず起こる問題なんだから。」

 

「これで、愛を込めてみかみ塾って言えるんですか!」

 

 

 

 

実は俺も苦しんでいた。

 

生徒が増えるということはものすごいパワーがいることなのである。

 

 

授業中なのに電話が鳴る。

 

体験が毎日来る。

 

入塾がほぼ1日1人のペースで来る。

 

 

何よりきつかったのがクラス分割なのである。

 

生徒が増えるとクラスを分けないといけなくなる。

 

例えば、最初Aという先生が教えていたとしても、クラスを分けるとAとBという先生になる。

 

つまり、Aの先生のままのクラスはいいが、AからBの先生になったクラスの方に不満が残るのだ。

 

あまりにも入塾の速度が速いために、AからB、Bからと短期間で先生がどんどん変わっていく生徒が出てきてしまう。

 

そういうクラスになった子供の親御さんからは当然クレームが入ってしまう。

 

 

俺らは仲が良かったので、授業がすんでからも毎日数時間、生徒のことを話していて残っていた。

 

だから、お互いの生徒の雰囲気はそれなりに把握していたのだが、それでも急拡大による弊害は確実にあった。

 

だからと言って、もしここで入塾のペースを落とすと、県で1位になることが非常に難しくなってしまう。

 

勢いというのは極めて重要なのだ。

 

 

つまり1位を捨てるのかという岐路に立たされる決断を迫られている。

 

だが、仲間は宝だ。

 

愛を込めて...という信念に集まって授業している塾の社長である俺が、愛を込めない授業をしてはいけない。

 

 

 

 

 

 

「.....わかった。募集を打ち切ろう。」

 

 

 

俺は、自分の目標であった県制覇をここで断念した。

 

全教室全生徒募集を停止します。

 

 

 

 

 

これでいい授業ができる。

 

でも、何か辛いことがあるたびに、あの時のことを思い出して一言言いたくなる気分が1年くらい続いた(だけどこの選択は正しかったと思っている、みんなありがとう)。

 

と同時に俺のパワーの原動力が半分くらい失活してしまい、企業を辞めてから馬車馬の如く突っ走ってきた俺のオーラが消えた。

 

そして、俺の心は彷徨い始めた。

 

矛盾していたが、飢えた俺の血が次なる目標を探し始めるようになっていた。

 

 

 

 

 

 

「せんせー。お願いがあるんですけど。」

 

中3のあいこちゃんのお母さんが、いきなり塾に来られた。

 

 

..........これがみかみ一桜、第2章の幕開けだった。

戦略転換(俺紹介6)

近所の4大塾には生徒が100人くらいずついたはずだ。

 

もちろんだが、正確な数字はわからない。

 

だが今、俺の塾には生徒が100人いる。

 

ということは他の塾からの転塾者を考慮すると、俺の塾が一番大きくなっている可能性があった。

 

だが、俺はこれをよしにするわけにはいかなかった。

 

県制覇するためには、市制覇なんぞただの通り道。

 

ゆくゆくは全国1位になるためには予選もいいところなのだ。

 

俺はミュウツー

 

こんなコラッタの戦いは素通りするかのように勝たなければならないのだ。

 

そして一気にガリバーにならねばならない。

 

 

予定通りの戦略転換をした。

 

いよいよ強者の戦略の始まりだ。

 

今まで目立たないように目立たないようにしていたのを、目立つように目立つようにへと変えた。

 

そして他の塾がプリントを使っていると聞けば同じようなプリントを使い、宿題を出すといえば宿題を出す。

 

他の塾のアドバンテージにミートしていった。

 

市内ナンバーワンの塾としてミートしているので、他の塾の個性は目立たなくなってしまう。

 

広告のキャッチフレーズでは「市内最大塾」を謳った。

 

「うちの塾に来なくて大丈夫ですか?市内のスタンダードなのに。」

 

車もベンツに変え、髪も茶髪から一気に金髪に。

 

「誰あれ?」

 

「塾の先生なのにベンツなの?」

 

とにかく噂を立てないといけない。

 

広告は目立つ黄色一色で毎月入れた。

 

電話が鳴り止まない。

 

キャッチのキャッチのキャッチ。

 

電話で授業ができなくなった。

 

ついた勢いは止まらない。

 

さらに隣の市へ50坪。

 

また100坪とどんどん教室を増やしていき、結局2年半で600人にまで生徒が増えた。

 

中3の夏期講習だけで、大クラスを5クラスも作らないといけなかった。

 

そして3つの市にまたがって、みかみ塾が認知されることになった。

 

 

 市内では俺の後にいくつか塾ができたと思うが、地元の中堅以上の大きさになった塾はない。

 

1教室と2教室を運営する塾では、もはや経営の手法が全然違うし、多教室となるとさらに違うと思うのだ。

 

自分1人でやるのと、誰かに他を任すこと。

 

自分のカラーだけで勝負できる戦いと、自分の思想を誰かに託すのでは経営の難しさは5倍くらい違ってくると思う。

 

1つ目の塾と2つ目の塾では、安定させるための難易度が全然違っていて、3教室、4教室と教室が増えるたびに自分の色が薄れてなく。

 

何よりも生徒を引きつける求心力が、格段に下がってしまう。

 

だけど俺らは負けなかった。

 

大手と全く違う手作り感満載の、いや手作り感しかないやり方で、とにかく生徒に全力を尽くす。

 

愛を込めてみかみ塾という社名の元に、「迷ったときは、愛を込めてるかどうかで判断してくれ。あとで絶対に文句を言わない。」権限をガンガンに委譲し、仲間と共に塾を大きくしていったのだった。

 

 

 

 

 

 

ところが、この勢いはすぐに止まることになる。

 

 

そしてこれ以降、俺らの塾が急成長することはなかった。 

 

その理由は、明日に続くのである。

 

 

 

 

www.youtube.com

 

↑ 春休みに生徒達とバンビエン に行ってみようかと思っている。

 

皆さんの生徒さん、お子さんもお預かりしましょうか?

 

最初に喰らうボディーブロー連打(俺紹介5)

その場所で隠れて塾をすることはもはやできない。

 

今まで秘密だった塾がベールを脱いだ瞬間だった。

 

果たして50坪を満席にすることができのか?

 

こんなガラガラのだだっ広い場所を、机で埋めることはできるのだろうか?

(満席にしたら軽く50個は机を置けそうだ)

 

 

「噂で聞いたんですけど?」

 

毎日のように電話がなり、体験の生徒が入ってくれた。

 

入り口には俺がハサミで切って貼った「みかみ塾」の文字。

 

お金がないので、生徒の最初の月謝で机を購入する。

 

生徒が来てくれてば、来てくれるほど机が買える。

 

ホワイトボードのペンは100均で爆買いだ。

 

近所の100均にあるペンは片っ端から購入していった。

 

 

先生は俺と、俺が会社時代に一緒に働いていた後輩をスカウトして2人で教えた。

 

周藤先生というのだが、今もずっと本部を守り続けてくれている。

 

俺がいうのもなんだが、ものすごく優秀な男だ。

 

 

俺らの授業スタイルは、ペン一本だけで勝負してるから先生の話術や面白さが必要なのだ。

 

いかに生徒を惹きつけ続けるか?

 

そしていかに生徒をやる気にさせるか?

 

徹底的に言葉を選ぶ。

 

絶対にネガティブな言葉は言わない。

 

子供を傷つける言葉は発さない。

 

「できない子は何時まででも付き合います。」

 

 

 

 

とにかく生徒が欲しい。

 

誰でもいいから人数が欲しい。

 

周りのビッグ4に並ぶためにまずは人数が欲しい。

 

 

 

ここで塾特有の問題に直面する。

 

「あの子が入ってくるんなら塾やめます。」

 

「あの子は問題児だから、入れない方がいいです。」

 

そういう話がどんどん入ってくるようになった。

 

あの子が入ってきたら塾やめるって、無茶じゃないか?

 

これ、塾の落ち度なのか?

 

不良と思われている子を入れるかどうかだ(みんないい子なので、実際は不良という言葉は適切ではない)。

 

不良と思われてる子だって、もしかしたら頑張れるかもしれないし、何よりも人数カウントされる。

 

とにかくまずは100人を突破しなければいけないし、また、不良の線引きも難しい。

 

どこかで不良の線を引いたとしても、必ず他の親御さんから「あの子も不良です。」とクレームが入るはず。

 

 

それ以上の最大の問題は、塾の場所がアーケード街で、そこはヤンキーや暴走族の溜まり場だったことだ。

 

塾の始まる夕方の時間はいいのだが、塾の終わる時間になるとバイクが集まってくる。

 

生徒は帰るときに、バイクの兄ちゃん達の怖い視線の中を通らなければいけない。

 

これ、どう考えても集客に影響するよね。

 

絶対にいなくなってもらわないといけない。

 

 

朝になると割れた瓶などが散乱している日もあり、こんな治安の悪い場所で授業をすることが、この先許されるはずがない。

 

朝の仕事が瓶の片付け?

 

おかしいだろう。

 

 

 

はっきり言おう。

 

俺は生徒のためには、命をかけようとこの仕事を始めた。

 

自分のためには死ねないが、生徒を守るためなら喜んで死ねる。

 

 

俺は暴走族がたむろするたびに、外に出た。

 

あとは警察に何度も何度も連絡して、パトロールも強化してもらった。

 

暴走族からしたら迷惑な話で、俺らの塾がそこにできた瞬間から、面倒臭い金髪のおっさんがいちいちやってくるのだ。

 

そして警察も頻繁にくる。

 

直接つかみ合いになりそうになったこともある。

 

授業中に教室の中に石が投げ込まれたこともある。

 

 

 

でも、絶対に出ていってもらう。

 

死んでも出ていかせる。

 

暴走族に出ていってもらわなければ、暴走族の溜まり場を通って行く塾など、あってはならないのだ。

 

そしてここは、今から県下を制覇する生まれたばかりのみかみ塾なのである。

 

 

数ヶ月間の戦いが終わり、アーケード街は平和な勉強街へと変わっていった。

 

同じアーケード街の他のお店から感謝された。

 

怖いから逆らえずこんなことになったしまっていたけど、みかみ塾が来てくれてよかったと。

 

 

暴走族の集会場所はいつの間にか移動していた。

 

同じ頃に開塾した県下1位の生徒数を誇る塾がある駅の前に.....

(行ってらっしゃいませ。)

 

 

さて、不良と言われている子をどうするか問題について話を戻そう。

 

俺は勝負に出た。

 

「ウエルカム。」

 

ただ、近所に新しく教室を借りて、不良が多い学年はそちらに入ってもらった。

 

教室に謎の穴があいたり、ちょっと授業のクオリティを下げてしまうことになったが、それなりに体をなしていたように思う。

 

続かない子が出てきたりして、そのクラスもだんだん普通っぽくなってきた。

 

それ以外にも月謝を振り込みに変えたり、エアコンを買ったり、法人にしたり、今まで知らなかったことを生徒の親御さんに教えてもらいながら、一つず問題を解決していった。

 

 

 

....そしていつしか俺らの塾は100人を超えた。

 

 

ふふふ、待っていた日がやってきたぜ。

 

ランチェスター戦略の転機だ。

 

俺はここから一気に戦略を変える。

 

 

 

俺が最初に目指していた、戦略転換の日がやってきた。

 

塾の関係者は明日のブログをお楽しみにね。

 

 

f:id:warumonost:20191201074422j:plain

(バリからバイクのヘルメットをかぶって帰る俺) 

 

 

そろそろ新しいひなまな動画が出る頃です。

 

前回の動画で記憶をフレッシュにしておきましょう。

 

www.youtube.com

塾立ち上げ編(俺紹介4)

塾を始めることにした。

 

俺の目が見ているものはただ一つ。

 

とりあえず山口県で一番大きい塾を作ること。

 

そのためには、俺が始めた市の中でさっさと1位をとらないといけない。

 

始まった時にきてくれた生徒は10人くらいだった。

 

中3が2人。

 

中2が2人。

 

あとは小学6年生と5年生。

 

 

よし。

 

ここから俺伝説を作る。

 

ランチェスター最弱戦略に則って、そこが塾だと気づかれないようにすべてカーテンをして完全に中が見えないようにした。

 

もちろん、看板などはつけないし、自転車も遠くに止めてもらうようにお願いした。

 

入るときは裏口から入ってもらって、秘密裏に授業を始めた。

 

ちっちゃなぼろっちぃ塾だったが、世界で一番面白くてわかりやすい授業を目指すのだ。

 

 

さて、授業をやる上では差別化が必要だ。

 

どうやって他の塾と違うことをするのか?

 

 

俺は塾に行ったことも、塾で働いたこともない。

 

強いていうなら俺は短期間の独学で、財閥の家庭教師にまでなった男。

 

胸に赤ペンを一本だけ挿して行って、その赤ペンだけで授業する。

 

一切の参考書も問題集も使わない。

 

すべての問題は瞬間自作し、あとはデフォルメした問題で生徒の気持ちを引きつけ続ける。

 

宿題などは一切出さない。

 

今すぐ覚えようというスタイルだった。

 

 

 

塾もそれでいくしかない。

 

生徒にはノートではなく、100均のホワートボードを配布した。

 

書くところがよく見えるためと、書くことを楽しくするためだ。

 

時には「せーのーどんっ!」と言って、ホワイトボードを見せてもらって、珍回答を盛り上げたりした。

 

とにかく面白くて、分かったと言ってもらえる授業にすること。

 

もうそれだけだ。

 

毎日授業の感想は必ず親御さんに届いているはず。

 

すべての親御さんに、子供達が笑顔で感想を言えるように。

 

「今日も楽しかったよ。」と。

 

1クラスあたりの人数も次第に増えていき、8人を同時に授業できるようになったときには感動した。

 

そして8人が同時に座ると狭すぎて、トイレに行けなくなることがわかった。

 

 

 

噂が立ち始めた。

 

塾の外にいると、どこかのお母さんが塾の中を覗こうとしている。

 

「この辺に塾があるって聞いたんですけど、ご存知ですか?」

 

「塾?この辺に塾はないですよ。」

 

 

最弱者戦略は目立たないことなのだ。

 

無人の隙間地域でまずは1位を確定させること。

 

目立っていいのは噂だけ。

 

だけど、どんな授業しているのか?

 

誰が教えているのか?

 

誰からもマークされないように、徹底的に隠れ続けた。

 

隠れることで、どんどん目立っていく。

 

あとは生徒の親御さんにものすごく力を持っている親御さんがいらっしゃり、たくさんの生徒を紹介してくださった。

 

あっという間に、授業ができない日が来て、引越しを決めた。

 

それが12月だった。

 

最初の引越しまではわずか4ヶ月かからなかった。

 

 

 

 

次の引越しはめちゃめちゃリスキーだった。

 

場所が悪すぎる。

 

当時の4大塾が集まっていた場所の真ん中だ。

 

その市(今はもう統合されてなくなった)は、県内で最も小さい市だったため、100人規模の塾が一番大きい塾で合計で4つ存在していた。

 

さらには俺の塾が出来た時と、ほぼ同じタイミングで県内最大の塾がその市にも誕生していた。

 

俺のシナリオでは、ここで一気に100人にしとく作戦だったので、その最悪の場所を譲ることはできなかった。

 

お客さんは周りの塾から、転塾してくれるのだ。

 

今ある塾の近くに俺の塾があること。

 

ただし、もろ刃の剣の立地で、せっかく俺が作った塾も一瞬で木っ端微塵になる可能性もあった。

 

 

 

お金がなかったので、ボロボロの教室でエアコンもない。

 

ひび割れたコンクリートむき出しの床からは、冷気が上がってくる。

 

50坪ワンフロアーに8個だけ机がある。

 

まだ、俺は8個しか机を持っていなかった。

 

引越しは生徒と一緒にすべて手で運び、俺のお金は敷金に消えた。

 

こんなにガラガラで、こんな廃墟みたいなところでやっていけるのだろうか?

 

 

親御さんが自分の家のストーブを持ってきてくださった。

 

5個くらいのストーブを輪のように並べ、寂しい気持ちにならないように、スルメを焼きながら授業した。

 

授業が終わったらみんなで焼けたスルメやら芋やらを食った。

 

俺にあるのは情熱だけ。

 

365日無休で、夜中3時くらいまで塾にいる生活が続いた。

 

 

 

だが、予期せぬトラブルはたくさんあった。

 

続く

 

 

 

 

www.youtube.com

 

女子高生が世界一周?????

 

ひなまながバックパッカー世界一周中です。