みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

塾からの内申書。

今、時期的にみんなのことを思い出しながら、チラシを書いている。

 

一人一人のことを考えながら書いている。

 

もし、俺が内申書を書いたらどうなんだろうと考えてしまって、「全員が満点になってしまうな。」って笑ってしまった。

 

塾ってのはただ授業を教えているだけに見えるが、実際にはいろいろな親御さんから連絡があったり、子供達が相談に来たりしてるから、意外にそれぞれの家に関わっている。

 

守秘義務のようなものもきっとあると思うから、そういうことは他言しないけど、でも授業をやっているだけではない。

 

するとおとなしそうな子供でも、目立ってる子供でも全員同じように主役なんだということに気づかされる。

 

学園もののドラマがあったら、週ごとに主役の生徒が変わるけどまさにああいう感じだ。

 

それぞれに優劣もないし、良い悪いもない。

 

例えば、なにか失敗してもそのときそのときでそれぞれに言い分や理由があったりする。

 

ただ失敗してるわけじゃない。

 

そんなことを考えてるとみんな正しい気がしてくる。

 

 

俺の教室は中3からしかやっていないけど、それでも4年間一緒に勉強する。

 

そりゃあ、その子のことがわかってくるよね。

 

大人しい子だったら、

 

「人の話を注意深く聞けるすごくいい子です。みんなの意見を聞いてから、雰囲気を壊さないように自分の〜〜〜〜〜」

 

少し乱暴な子だったら

 

「正義感にあふれるすごくいい子です。将来は弁護士のような弱者を助ける仕事にすごく向いている〜〜〜〜〜〜〜」

 

みたいな感じで、400字の原稿用紙10枚くらい簡単に書けそう。

 

 

 

塾始めた時は、俺も34歳で親御さんより若かったのだが、いつの間にか親御さんより年上になってしまった。

 

年を取れば取ったなりの塾に変えていくのがいいだろう。

 

どう変えたいかって言うと、もっともっとコミニュケーションの多い塾だ。

 

もちろん成績が大事なのは言うまでもないが、人との関係は大事だと思うのだ。

 

子供だけじゃなくて親御さんとも話したりして、子供達のいいところをたくさんお知らせできる塾になりたいと思っている。