昨日初めて過去問を通しでやってみた。
6割で合格なのだが、概ね6割だった。
つまり、まだ合格する力がないということだ。
9科目もあるので、1日1教科勉強したとしても、9日前の教科の内容を忘れてしまっていることが問題だ。
今から、全教科分の過去問や模試問題を同時にやりながら断片を繋げて、記憶を起こしにいく。
病院で1日が全部潰れたり、飛び込み仕事が入ってきてノルマができなかった日もいっぱいある。
こんなに忙しいなら受験をやめようかなって思うときも何回かあった。
一応最後までやろう、塾の先生としてみんなと一緒にがんばろうと思ってここまできた。
俺は国家試験にただの1度も落ちたことがない。
試験に何回も落ちる人は、諦めている人だと思うのだ。
不安がない人なんかいない。
絶対に合格する人なんかいない。
結局は諦めずに力を出し切れるかどうかだと思うのだ。
大学受験も一緒でしょ?
みんな怖い。
落ちるかもしれない。
その中で受かるということは、見えないもの、完全に信じ切ることができないものに向かってまっすぐやり続ける、強い心がいると思うのだ。
俺は化学の先生だ。
だから化学の問題やら、英語の問題ってのは何度も何度も解いたことがある。
ただ、初めて見る地理やら、JRの路線やら、飛行機の料金の算出方法とかに方針も見出せずに大苦戦したように思う。
あと16日で試験日か...
若いみんなにいつも言っている。
人生は等価交換。
何かを出して、何かを得る世の中だ。
もしも君が若くて何も出すものがないのなら、情熱を出せばいい。
情熱は、つまりは想いであり、信念であり、夢であり、時間であり、そして精神力なのだ。
俺は資格を持っている人を金で雇えば問題なかったのだが、俺の気合いが今も使えるのか試してみたかった。
今日までやってこれた自分を誇らしく思う。
あと16日。
最後までがんばりたい。