ブログのアクセス数が1日2万を超えてた頃、いいことも多かったが、面倒なことも多かった。
いろんなところで声をかけられることは多かったし、タイミングが悪いときもあった。
東京の図書館のトイレから出るときに、女子高生に「みかみ先生ですか?」っていきなり聞かれたことがある。
トイレ出るところで女子高生ってのは、うんこもゆっくりできないなあと思った。
新幹線に乗っていてTwitterでエゴサーチしてたら「今、みかみ先生と同じ車両に乗ってる。変な服を着てる。」と書かれて、同じ車両に俺を見張ってるヤツがいるのか、こりゃあきちんとしとかないと..って思った。
一番びっくりしたのは、カンボジアのベンメリア遺跡で大学生から声をかけられたときだ。
アンコールワットじゃないよ?
ベンメリアだよ?
ベンメリア。
へき地じゃねえか、おいおい。
監視衛星が世界中に散らばってるのかと思ったよ。
2ちゃんねるでは毎日のように誹謗中傷されて、こりゃあたまらんな。の日々だった。
ブログを書かなくなってから、自然と注目されることがなくなって、まあ、今はブログを書いてるんだけど、もはや注目されなくなってしまった。
まあ、アクセスを増やすために書いてないからこれでいいし、昔みたいに目立つと俺の自由が制限されてしまうから、今くらいで十分。
昔はネットリテラシーもクソもなく、炎上などという言葉もなかったから、結構メンタルにくることが多かった。
いろいろなことで耐性がついたので、今は誰かに文句言われたとしても「ウッセー!バーロー!」で終わらせる。
10年くらい前に、保護者の方にめっちゃ怒られたことがある。
その人は毎回、自分の子供さんを塾に送って行ってたのだが、実際に子供は塾に入ったふりだけして、授業は受けていなかったというものだった。
担当の教室から連絡があって、「社長を呼べ。」ってカンカンになってるということだった。
その人から電話がかかってきて、俺も最初は、「すみません。」って神妙に聞いていたのだが、あまりにも無礼な言い方の連続にブチ切れてしまった。
俺がブチ切れたために怒鳴り合いになって、「今すぐ行ってやるから待っとけ!」って言ってくるから、「おう、来い。返り討ちにしてやるから。絶対に来いよ?逃げんなよ?」と答えた。
向こうが、「会社の社長がそんな言葉使いしていいと思ってるのか!」って言うから、「ウッセー!こっちは魚屋の親父が塾やっとるんじゃ、ボケッ!」。
「お前の塾に子供なんか預けんわ!」
「お前の子供は今この瞬間に退塾じゃ!ドアホーが!」
俺の塾は、始めた頃よりずっと大きくなって今や会社みたいになってしまったけど、俺は会社のような気分で塾をやってはいない。
いつまでも個人塾だと思っているし、子供たちを自分の子供だと思って接している。
だから、家族のような塾として自分のカラーを出し続けているし、目の届く範囲の生徒でいい。
定員も守っている。
定員なんか俺が適当に決めているわけだから何人でもいいんだけど、自分が責任もてる気がする範囲まで。
ネクタイしめて、普通のことを言うような先生はウチにはいらない。
「気合で勉強やりまくりました。勉強キチガイです。」とか「子供に関わる仕事で死ぬまで食っていくつもりです。」くらいの勢いの先生しか必要ない。
俺は塾名に自分の名前をつけている。
塾はつまり俺なのだ。
俺はこれからも責任もって、俺の塾を守っていこうと思っている。