みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

次にやること

思えば、俺らの集団は大きくなった。

 

初めは机が8個しか置けない教室しかなかった。

 

会社の時に使ってた自分のパソコンとプリンター、中古で買ったホワイトボード。

 

先生はもちろん、俺一人。

 

これがすべてだった。

 

先生が一人増え、二人増え、教室が二つ三つと少しずつ増えていった。

 

仲間の学歴もどんどんアップしてきて、一般的に一部上場企業にも負けてないほどのハイスペック集団になった。

 

バイトまで合わせたら、何十人の先生が俺らのグループでがんばってくれているのかわからない。

 

まだ大きしていくつもりだ。

 

先生も生徒も親御さんも、みんなが勉強で幸せになれるなれるように、これからも拡大していきたい。

 

 

それと同時に俺は新しい未来を描いている。

 

旅行会社を作ることだ。

 

グループの中に旅行会社を作りたい。

 

だから、旅行系最難度の試験にいきなり挑戦している。

 

一番難しい資格を持っていれば、できることも一番大きくなる。

 

例えば、海外旅行を開くツアーとかもできるようになる。

 

2番目に難しい試験では、海外旅行の資格を得ることができないのだ。

 

 

生徒や子供たちを海外に連れていって、世界がおもしろいことを伝える専門の旅行会社を作りたい。

 

株価で説明するとわかりやすいかもしれない。

 

例えば、旅行会社があるとする。

 

今は、コロナだからとおとなしくしている会社と、今のうちにコロナがすんでからのことを考えて準備している旅行会社の株価が果たして同じであろうか?

 

俺は後者でありたいと思うね。

 

 

また、旅行に行くと様々な経験を得ることができる。

 

入試の面接で、その経験を話すことはプラスにならないだろうか?

 

俺は、カンボジアの人たちと割と長い付き合いがあるので、カンボジアの民家にも泊まらせてもらえるようになった。

 

そして今では生徒も泊めさせてもらえるようになった。

 

その間に、ある程度のノウハウも蓄積してきた。

 

 

こういうのをやっていきたい。

 

これからも。

 

カンボジアファミリーステイの旅行会社なんて聞いたことないだろう。

 

会社を設立したら、カンボジアの人たちと年単位の契約を結んでファミリーステイという新しい分野の仕事をカンボジアの中に根付かせたいと思っている。

 

また、カンボジアの人たちだって日本人の子供たちと寝食をともにすることで、文化交流できるはず。

 

 

塾で教えてるのは勉強かもしれない。

 

だけど、俺らは可能性のことや未来の夢のことなんかも同時に伝えているつもりだ。

 

 

今から作る旅行会社の名前を考え中だ。

 

 

「なんとかトラベル」みたいな名前って多くあるよね。

 

俺はトラベルを伝えたいんじゃない。

 

 

 

 

 

バスケットやハンドボールで歩きすぎの反則なんていうか知ってる?

 

 

.............トラベリング。

 

 

 

 

そう、だから俺は「みかみトラベリング」を作ろうと思っている。