今年最後の授業は昼からある補習授業だ。
来年最初の授業は午前中からある補習授業。
補習授業はお金をもらっていない。
俺は実際は、冬期講習とか夏期講習をやらないので本当は冬も夏もそこまで忙しくない。
だけど、趣味で授業をしているからそれなりに忙しい。
趣味でも授業するんですか?と聞かれたら「そうなんですよ。」と答えるしかない。
子供好きなんで。
歳をとるにつれて働けることがありがたいなあって思う。
あと10年もしたら、俺の友達たちもみんな定年を迎えていくだろう。
俺が定年する日は俺が決められるから、俺は働けるキリキリまで働こうと思っている。
昔は、早く引退したくして仕方がなかったし、実際にセミリタイヤを検討していた。
だけど、人が生きてることには意味がないといけないと思うようになった。
砂浜に穴を掘って、次の日にそれを埋めるような仕事ではきっと生きてはいけない。
自分の存在が誰からも知られていなかったら、きっとそれは苦しいはずだ。
人間の幸せの一つは「人の役に立っていることを実感すること。」であると思う。
今年から、中学2年生のクラスをなくした。
受験生に集中するためだ。
これで俺が受け持っているクラスは中3から高3まで各1クラスのみ全部で4クラス。
俺は社長なので、本当は授業をしなくても回していける。
でも、みかみ塾の卒塾生を19年間毎年送り出してきた。
これから先もそうする。
いつかはきっと授業がうまく教えられなくなると思う。
そうなったら、生徒数を減らしていけばいい。
最後は家庭教師みたいな感じになると思うけど、それでもありがたいよね。
子供の未来は∞だから。
俺の仕事が未来に広がっていく。
医者になってる子、弁護士になってる子、公務員、獣医、薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、レントゲン技師、救急救命士、保育士、学校の先生.....
ちょっとでもそこに貢献できることはありがたいことだ。
今年1年間は日本に居すぎたために、塾が少しきれいになってしまった。
来年もきっと日本にいると思うので、いらないものをガンガン捨てていって、もう少しきれいにできたらと思っている。
あっ、看板はつけない。
俺は看板なしで勝負してるから、子供がいない人がみたら「なんじゃこの建物は?」でいい。
知ってる人やアンテナの高い人だけが口コミしてくれるだけでいいんだよ。
人生のピンチに立たされたときに、卒塾生が「私は受験生の時に頑張ったんだから、今も頑張れるはず。」って思ってもらえたらそれでうれしい。
塾は合格を売ってると思うけど(合格させてあげられないこともあって申し訳ないです)、でも一緒に過ごす体験だって大事な宝物になると思っている。
今年の生徒たちとあと3ヶ月がんばろう。