みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

ボルネオ旅行記。

ボルネオ島とは、世界最古のジャングルを残す世界3番目の大きさの島である。

                              By  俺

 

その日は来た。

 

ひなまなが出発して、1ヶ月後に俺はひなまなに会おうと思っていた。

 

微調整するためだ。

 

困ったことはないか?

 

不必要なものがあったら持って帰ってやりたい。

 

そして足りないものがあったら持って行こう。

 

 

今回は俺だけじゃなく、メコンファミリーのはちやま先生、そして石川の美少女きららちゃんも一緒だった。

 

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まずは福岡に集まって、ガソリンを入れる。

 

二人で4リットルずつ入れて満タンだ。

 

きららちゃんは困っている。

 

だが、俺らは我慢ができない。

 

そこにアルコールがある限り。

 

 

次の日の早朝、オエップ、俺らはオエップ、福岡空港へとオエップ、足を運んだ。

 

「みかみ先生、目は大丈夫ですか?」

 

目が赤い。

 

俺の体からはまだ、ガソリンが抜けていなかった。

 

朝の6時から強度のエタノール臭を身にまとい、なぜかふわふわする体、そして胃のあたりに住み着くエイリアンの猛りに耐えながら、無事搭乗をすませた。

 

6時間はあまりに長いかと思っていたら、はちやま先生と話し込んでいるうちに着いてしまった。

 

ひなまなが外に待っているはず。

 

すぐにwi-fiを繋いでひなまなに連絡だ。

 

約30分後、俺らは無事に会うことができた。

 

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...............................そして再会を喜びあった。

 

 

 

ひなまなにはこのクアラルンプールで色々散歩しようと告げていた。

 

ご存知、クアラルンプールはマレーシアの首都なので結構な都会だ。

 

モスク行ったり、ランドマークタワーを見たり、マッサージでもしてのんびりしようと話していた。

 

しかし、直前に気が変わりボルネオ島へと行き先チェンジをしていたがひなまなには知らせなかった。

 

「さっ、行くぜ。世界最古のジャングルへ。」「えええええ?」

 

そして二人は飛行機に乗せられたのであった。

 

 

2度目の飛行機は2時間半。

 

ちょっとマレーシアがわからない人のために説明しよう。

 

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マレーシアは大きく二つに分かれている。

 

半島のマレーシアと島のマレーシアだ。

 

半島は大都会で、島はジャングル。

 

俺は秘境トラベラー。

 

秘境がどれだけ好きかって、俺が最初に出した本は「ヒキョーな化学」というくらい好きなのだ。

 

そして、俺らはボルネオに到着した。

 

予約しておいた車を借りて、ホテルにGOだ(もちろん俺は国際免許を持っている)。

 

 

しかしながら、早朝の出発にも関わらず、到着したのはすでに夕方。

 

やれることは一つしかない。

 

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....ガソリンの補給だ。

 

俺らの体は燃費が悪すぎて、ガソリンを入れないと動かない。

 

まずははちやま先生と二人で3リットル開けてみんなで色々話していたのだが、俺らは.....俺らは.......

 

エイリアンがああああ、エイリアンがああああ、

 

とにかく気がつけば、はちやま先生と二人で空き缶に埋もれた状態でホテルにいた。

 

 

1日目の出来事

 

ガソリン補給。

 

 

 

 

次の日、恐る恐る3人に確認してみた。

 

「迷惑かけた?」

 

「楽しかったですよ。」

 

いい子達なんだよ。この子たちは。

 

でも、とりあえずみんなの距離がすごく近くなって、楽しい旅になりそうだ。

 

ホテルの朝ごはんを食べたら、さあ行こう。

 

世界最古のジャングルへ。

 

この子たちにジャングルを見て欲しい。

 

ジャングルってどんなものなのか。

 

 

 

 

 

まあ、強いていうなら遠かったね。

 

3時間も運転しちゃったよ。俺。

 

3時間は運転できるんだけど、帰りもあると思うとオーマイガーなんだよね。

 

帰りと合わせると6時間になるから。

 

ジャングルに着くと、「おい!」

 

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なんでお前ら、お揃いの I CAN はちやま塾Tシャツ着てるの?

 

俺のは?

 

なぜかはちやま先生に俺だけ仲間ハズレにされ、俺らはジャングルへと足を運んだ。

 

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そしてわずか数十分後、一人だけ服の違う俺は車の運転をして、ホテルへと向かった。

 

2日目の出来事。

 

ドライブ。

 

 

 次の日、俺らはラフティングをすることになっていた。

 

ボルネオ島の大地をつんざく漆黒の川と、その上に白く波打つ流れに抗い(あらがい)、体全体でジャングルを感じろ!

 

叫べ、ジャングルの匂いを嗅ぎ、太陽光を浴びながら、自然が放つオーラを体全身に纏うのだ!

 

えー、では安全に関するお知らせです。

 

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そしていよいよ始まったぜ。

 

ラフティングがよお。

 

どいつもこいつも落ちんじゃねえぜ。

 

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ラフティングを終え、俺らは今日が誕生日のきららちゃんを祝うために、ケーキ屋さんに行った。

 

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でかっ。

 

これ食えるのか?

 

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きららちゃん、16歳の誕生日おめでとう。

 

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その後、マーケットに行きコタキナバルの街を感じながら、今日も楽しくガソリンを入れながら、たくさん話をして夜も更けるのであった。

 

 

3日目の出来事

 

ラフティングからのきららちゃんの誕生会からのナイトマーケット。

 

 

 

次の日。

 

子供達は何が起きるのか知らされていなかった。

 

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実はまなみちゃんの体調が絶好調ではないことが気になっており、病院見学という名目で病院に出かけた。

 

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無事、薬をもらって一安心。

 

さあ、猿を見に行こう。

 

 

今日は猿と蛍を見に行くツアーを申し込んでいる。

 

猿は一番出現しやすいカニクイザル(ポケモンGOでいうとコラッタかなあ)から、レア度の高いテングザルなど、色々な種類が存在している。

 

俺らの目的はテングザルだ。

 

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こんな感じの川に行き、猿を探した。

 

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いたあ!

 

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はちやま先生がカニクイザル(コラッタ)を発見。

 

そのうち、野生のテングザルも見つけることができた。

 

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そして夜になるまで、食事をとりながらゆっくり休憩だ。

 

 

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あたりは暗くなっていき、おっ、行けんじゃねえ?

 

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見えるかなあ。

 

俺らは蛍を堪能し、ホテルに戻ったのだった(蛍、ホテル(笑))。

 

そう、ガソリンを補給するためだ。

 

参考までに、子供達もちゃんとご飯を食べているのでご心配なく。

 

俺らは確かに黄色いガソリン入れてるけど、子供達もきちんと食事をとっている。

 

信じられないって?

 

よし、証拠を見せよう。

 

これだ!

 

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4日目の出来事

 

猿からの蛍。

 

 

 

 

 

 そして俺らは最終日の朝を迎えるのであった。

 

最終日は、あまり時間がなかったので、少しばかりのおもちゃを買って貧しい子に配った後、俺らはボルネオを後にした。

 

そしてクアラルンプールの空港に降り立ち、俺らは飛行機で福岡へ。

 

ひなまなはそのままホテルへと別れた。

 

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詳しいお別れのシーンはユーチューブにアップする予定ですので、そちらをご覧ください。

 

 そして俺らは帰路に着いた。

 

ひなまなは色々なことを経験して、色々なものを見て、色々なことを感じながらまた次の場所に向かう。

 

今日はもうすでにバリ島に上陸しているはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひなまな、俺は二人を連れて帰りたいってちょっと思ったよ。

 

そんな細い体で重い荷物を一生懸命に担いで進んでいくのはきっと大変だと思う。

 

バスで寝ないといけない時、環境の悪いトイレやシャワー、そして声をかけてくる安全じゃない大人たち。

 

いつも緊張していないといけないんだもんね。

 

だけどやめたら、せっかく踏み出した第一歩が無駄になってしまう。

 

二人はいつも笑顔で頑張ってるもんね。

 

 

 

俺にできることはひなまなを見守ることしかない。

 

日本で見守ることがこんなに大変だとは思わなかった。

 

でも、二人が帰ってくるまで毎日毎日欠かさずに安全確認していこうと思ってる。

 

何かあったらすっ飛んでいく気持ちをいつも持っている。

 

俺の生徒だから。

 

 

 

ひなまなに乱暴なことしたら、俺がガチで。

 

必ずガチで。

 

法に触れてもいいから仕返しに必ず行くんで。

 

必ず行く。

 

 ひなまな、無事に帰っておいでね。

 

 

 

今回のひなまなのボルネオ費用を応援してくださったはちやま先生、そして高校1年生にも関わらずに会いに来てくれたきららちゃん。

 

そのあとのホテルをとってくださった川島先生。

 

本当にありがとうございました。

 

 

ひなまなは今日で7カ国目です。

 

これからもどうかよろしくお願いいたします。

 

クラファンのお金がまだ足りておりません。

 

協力くださる方はお願いいたします。

 

hinamana1125.wixsite.com

 

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最後まで読んでくれたヤツ。

 

スペシャルサンクス!


(終)