100日ほど旅行の勉強をしてみて、たった100日でも勉強したら結構賢くなるんだってことがわかった。
そして知識ゼロから始める勉強の苦しさを思い出した。
俺らが当たり前と思いながら教えてた勉強のどこがどういう風に大変なのか、それを思い出した。
ま、20年間も教えてたら教えることには慣れてくるけど、自分が教わる側になってわかることもある。
いい歳したジジイが、鉛筆舐め舐め覚えていくのも悪くないなって思った。
化学やら英語やらに飽きてたけど、勉強する側の景色を見た後は、なんだか少し斬新に感じる。
それと同時に化学がわからない人に向けて、どう説明すればいいのかということが少しわかった気がする。
板書を作り直そう。
塾に来てくれてるみんなが、もっとわかりやすくなるように板書を作り直す。
というより、キーワードは
ノンバーバル
または
奇抜
または
初心者向け
だ。
点が取れる人は、自分で進んで勉強やっていける。
彼らの質問は細かすぎて、一般の人に役に立たない。
こういうのをまとめたところで市場が小さすぎる。
俺は、別にボランティアで化学をやっているわけではなく、職業でやっているわけで、マニアックな趣味は一切ない。
今までは勉強ができる子、得意な子に向かって授業をするのが好きだったが、これからはもっと基本向けの板書に変えていこう。
そして生徒の記憶に残るような、絵であったり図であったりを多用しようと思っている。
とりあえず、次の参考書に大きく反映させていこうと思う。
実はすでに200ページ分以上の問題を作成しており、理論にたいってはほとんど完成していたのだが、急ピッチで作り替えだ。
なるばくわかりやすくする。
おお、久々にワクワクしてきたぜ。
がんばろう。