みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

健康寿命に関して。

健康寿命という概念をご存知だろうか?

 

介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間。」で、厚生労働省が発表してるらしい。

 

要するに人の力を借りなくても自分で生きれる期間のことを言う。

 

男は72歳で女は75歳なんだって。

 

ちなみに寿命とは約10年の開きがあるが、この期間が誰かにお世話になりながら生きていく期間らしい。

 

ま、俺は強い意志を持って、病死しないことは決めているので、そこが寿命ってことになるかもしれない。

 

意外に短いね。

 

サラリーマンは65歳で会社を辞めたら、7年間自由に過ごして、その後10年間介護の助けを借りながら生きるわけね。

 

ってことは動ける期間の大部分はやっぱり仕事してるってことになるってことか。

 

こうなってくると、人は仕事するために生まれてきたような感じになってしまう。

 

企業戦士として身を粉にして定年まで働き続ける人と、ベトナムの縁側で友達と将棋を打ちながら細々生きている人はどちらが幸せかわからなくなってしまう。

 

 

 

よくあのまま会社に残ってたらどうなっただろう?

 

って考えることがある。

 

 

俺も16年働いたから、それなりに会社のことがわかってたつもりだ。

 

何よりもびっくりすることは、学歴社会が思ったより崩壊していることだ。

 

当時は高卒で課長になるのは至難だったのだが、俺の同期で課長になってるやつがすでに何人かいる。

 

一方で、大学卒はほとんど全員課長にはなれていたのだが、今は課長になっていないやつもいるし、部長はほとんどいない。

 

たぶんバブルによる求人数の一時的増加によって、社内の人口ピラミッドがいびつになったことが大きな理由と思うのだが、当時はこんな風になるとは思ってもみなかった。

 

俺なんて、高卒じゃ上にいけないと思ったから勉強したのに、高卒も大卒もそんなに変わらないじゃんってことになってる。

 

 

先日、俺がお世話になってた会社の先輩(重役だったが数年前に定年)に出会った。

 

「みかみ、定年するとなあ、5教科じゃなくて音楽や美術など4教科の方が重要になるんだぞ。俺も最近、ピアノを始めたんだよ。」って教えてくれた。

 

それはそれでいい話だったのだが、俺は定年後にわざわざ趣味など見つけたりしない。

 

って言うか、定年しない。

 

 

34歳のときに社長になったけど、72歳まで38年間社長でいようと思う。

 

昔はリタイアしたかったが、今はリタイアしたいと思わなくなった。

 

 

例えば、新車を買うと嬉しいだろう。

 

毎日車に乗りたくなるかもしれない。

 

でも、1年もすればその車に慣れるはずだ。

 

リタイア生活もやることがなくなったら、寂しいんじゃないかって考えるようになった。

 

みんなとワイワイしながらいる方がいいのではと考えるようになった。

 

今は、自分の子供くらいの子達と働いているが、そのうち孫くらいの子達と働けるようになるだろう。

 

楽しみだ。