みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

ディメンジョンを増やすこと。

世の中が多様化している。

 

競争が複雑化しすぎてて、何が幸せで何が不幸せなのかわからなくなってきている。

 

っていうか、貧しかった国が高度経済成長を経て豊かになったと思う。

 

お金は貧富を測る唯一の尺度であったが、それも崩れ始めている。

 

他にもフォロワーや、環境(田舎暮らしや海外暮らし)や趣味なんかの尺度がある。

 

これは、世の中がiPhoneのようにすでにオーバースペック時代に突入してしまったからだと思っている。

 

 

歌ひとつとってもそうだ。

 

昔はカラオケに行ったら、新しい歌を覚えて一生懸命に歌っていたが、今は平成や昭和の歌も受け入れらる。

 

俺みたいに、ちょっとヤンキーっぽい感じの服で会議に出ることもできるし、レトロな車に乗っている人を見て「かっこいい」と思ったりすることもある。

 

 

今までは、今生きてる世界から未来に向かっての選択肢が主であったが、今は未来と過去を見ながら選択ができるようになった。

 

ここ10年くらい車にはもう満足してしまって、車を変えていない。

 

この気分が許されるようになったのは、オーバースペック時代に生きているからではないだろうか。

 

 

選択肢の幅が明らかに広がっている。

 

世間の目とか他人からの評価を明らかに気にしなくなったし、みんなで同じという文化も壊れつつあるように感じる。

 

本当は家もそうだ。

 

最近は、白っぽいこういう感じの家が増えたよね。

 

(これ、ネットの一番上にあったやつを取ってきただけだから、これをどうこう言ってるんじゃない)

 

だけど、もし幸せになろうと思ったら、もっと全範囲から選んだ方がいいのではないだろうか?

 

例えば、世田谷ベースの影響でこれからガレージ倉庫付きの家が増えてくると思うのだが、それだと土俵に乗ってしまう。

 

俺なら、自分で引いてきた川の上に家を建てるとか、そとにこういうハンモック立てるとか、

 

竹とガラスで家を建てるとか、なんか色々考えると思う。

 

 

今の俺がいる場所もそうなんだよ。

 

俺は安い事務所を借りて1人で仕事をしている。

 

この安い事務所が俺に与える幸せがすごい。

 

「こんなに安くていいのか?」という幸せを毎日のように思い出す。

 

広いので、一部はVR卓球用に開けてある。

 

さらに誰かが来ても飲めるように冷蔵庫も買った。

 

俺に必要なものしか置いていない。

 

これはね、俺の基地なんだよ。

 

基地で仕事できるなんて最高じゃないか。

 

 

 

安いとか高いとか、ここから選ばないといけないとか、そういうものが減ってきて、本当に自分の嗜好で選択できる時代になったので、ありがたく思う。

 

少しでも固定概念や世の常識にとらわれない方が幸せになれると思うので、視野をどんどん広げていきたいと思っている。