子供の生活圏ってそんなに広くないじゃん。
学校と家がほとんどだと思う。
学校も地域に固定されているために、同じような層の集団になってしまう。
塾に行く子は、それに塾のコミュニティが付加される。
例えば、俺らの塾は学校と全然違う。
先生はチャラいし、自由すぎる。
子供が接する数少ないだろう大人の1人として、子供は俺らのことを見ている。
そして、長い子だと5年間もの付き合いになる。
影響受けないわけがない。
ぶっ飛んだ先生がいる方が、視野が広がって子供にはいいんじゃないかって思うんだけどどうだろう?
勉強は苦しいけど、大人になったら楽しいことがいっぱい増えるから頑張れよ。って伝えてる。
ほら、俺だって昔がんばったから楽しそうに生きてけるんだぜ?って。
「先生のようになりたいんです。」
塾の先生はみんな言われたことあるセリフだと思うけど、ちょっとくらいチャラい先生の方が言われることが多いんじゃないかな?
「先生は、きちんとしてないといけない。」「姿勢を正しく、チョークを持たないといけない。」「ご飯は3食朝昼晩。」「朝は必ず早起き。」「いつも教材研究。」「趣味は授業の構成を考えることです。」
こういう他に何もできないやつって、子供にとって魅力ある存在なんかな?
夢を伝えられるんかな?
先生、スキューバーダイビングってどんな感じなんですか?
先生、世界のディズニーランドってどうなってるんですか?
先生、ベトナム人って本当に犬を食べてるんですか?
俺はよく雑談で世界の話をしている。
万里の長城の話、メコン川のこと、ニューヨークと上海の違い、そして戦略の話とか..
また、毎年何人かの子と海外に行っている。
俺は日本で一番海外旅行している塾の先生。
世界の面白さ、旅の楽しさを伝えられないはずがない。
みんなにいい影響を与えることができたらなあと思いながら、みんなと接している。
だから、卒業してからも継続して繋がってる生徒もいっぱいいる。
最近は、卒塾生のお医者さんが急速に増えているので、地元の病院の多くは知り合いになりそうで楽しみだ。
今は世界一周ひなまなの応援をしている。
こうやってみんなの人生の中に塾が入っていけることを嬉しく思う。
でも、最大級に人生の中に入り込めたのは、4人だな。
かずま社長、かすみ社長、すみ社長、ありさ社長。
この子たちは卒塾生なのに、そのまま塾に残ってくれている。
塾のことを覚え続けていてくれたからだと思う。
みんなに影響のある塾を作っていきたい。
よし、今日も楽しそうに生きよう。
っていうか、本当に楽しいけどね。