人間は自分の心の中に理由を見つけて、現状に留まりたい傾向がある。
誰だって新しいことをやるのは怖いからね。
塾の経営だって同じ。
誰だって成功しようと思って塾を始めると思うんだよ。
もしも、生徒に教えるのが夢なら自分の塾なんか開かなきゃいいよね。
経営のことを考えずに、講師に集中すればいい。
きっともっと時間が増えて、いい授業ができると思うのだ。
その塾が合わなければ、他の塾に変わればいい。
伸び伸びやらせてくれる塾なんか腐る程あるだろう。
生徒が増えすぎたら、きっとその分だけ月謝が増えるわけだから、普通なら2教室目3教室目を出すことになる。
うちのグループも、今パンクしそうな教室が一つあるので、「教室を引っ越したら?」と言っている。
「授業がうまい。」とか、
「みんなが懐いてくれている。」とか、
そういう主観的なものを、俺は考えないようにしている。
一国一城の城主になったのなら、みんな徳川家康や織田信長を目指せばいいと思う。
徳川家康や織田信長になる自信がないやつが、やれ、立地が悪いだの、そういうのは趣味じゃないと言い訳をつけて、小さな城を綺麗に見せようと努力する。
ま、俺も最近、マンネリだったから攻めの力が弱すぎた。
いつから弱くなったんだろう。
スタート→開塾
→2年半で600人に
→高校部を始める
→参考書を出す。
→東京、大阪、新潟、石川、福岡、山口で授業するようになる。
ここまでだ。
ここまでは良かったんだよ。
→カンボジアにチョコレート工場を作ろうとする(頓挫)
→フィリピンに英会話教室を作る(数年で撤退)
この辺もまだ挑んでたなあ。
ただ、うまくいかなさすぎてサンドバック状態だった(笑)
→世界に住むことを考える。
→毎年20回くらい海外に行くようになる。
この辺だなあ、ベクトルがおかしくなってきたのは...
ここからずっと長いスランプに陥ったんだよ。
→ハノイ大学に入学する。
→メコン川400キロをボートで走破。
→ひなまな世界へ。
ここら辺で、日本で頑張ろうと思うようになったんだよ。
海外に居過ぎたから。
8月とか9月だった。
数年ぶりだった、日本で頑張ってみようかと思ったのは。
というわけで、織田信長や徳川家康にどうやったらなれるのかを、再び考え始めている。
今度は途中で横道に逸れないようにしよう。
とりあえず来年には、また新しい会社を立ち上げる予定だ。
でも、それだけでは織田信長や徳川家康にはなれないことを知っている。
色々な種を蒔いたら、あとはひたすら打つべし打つべし打つべしなのだ。
伸びそうな芽を見つけて打つべし打つべし打つべしだ。
とにかく来年は日本での俺の仕事を拡大したいと思っている。