みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

「未来のことを心配してはならない。」と俺に向けて言う。

俺が小さい頃、これからは英語の時代がくると言われてた。

 

だから英語をがんばれ、と。

 

俺が会社にはいったとき、英語が大事になるから英語をやれと言われた。

 

YouTubeやインスタで「英語を教えるインフルエンサー」がわんさかいる。

 

40年以上同じことが言われてると思う。

 

もしかして、これから英語が大事になるのか?

 

 

2001年問題のときに、俺はいろいろな食材を買い揃えてビビって正月を迎えた。

 

だけど、核ミサイルなんかどこからも飛んでこなかった。

 

 

俺みたいな庶民が未来を予測して動いたところで、たかが知れている。

 

自分の人生を振り返ってみる。

 

未来を予測して動いて一発当たった試しがない。

 

今までうまくいったことはすべて今をがんばったときだ。

 

 

塾でも一緒。

 

例えば、20年くらい前に個別塾というのが流行り始めた。

 

あのときの流れに乗ったら、先行者利益があったかもしれない。

 

でも、2〜3年様子を見て、個別が流行るかどうかの判断をして乗っかったところで、そんなに大差はない気がする。

 

未来を予測するにはめっちゃエネルギーがいる。

 

これに気付いたので、もう俺は未来の準備をするのをやめようと思う。

 

とにかく俺なんかが未来の心配をすると、ロスが大きすぎるのだ。

 

「こうなるからこうしとこう。」

 

これを「こうなってるから真似しとこう。」で十分間に合うんじゃないか。

 

 

日本人が減ってきているので、既存の産業の市場規模はほとんど縮小してしまう。

 

だからと言って未来を考えて準備ばかりしていると、今の一手を打つことができなくなる。

 

調子のいい時は、「今の自分の存在を、去年の自分が想像できなかった。」という状態なのだ。

 

今をがんばってるやつだけが手に入れられる無双状態だ。

 

 

俺は今まで頭の半分くらい未来のことを考えてきたから、ロスが大き過ぎたということに今更ながら気付いてしまった。

 

もう未来を考えるのはやめよう。

 

未来なんか考えて予測したところで、当たらなければ無駄になるし、スタートが少し遅くても力があれば追いついていける。

 

みんなより早くスタートしなければインフルエンサーにはなれないが、インフルエンサーになる必要もない。

 

俺は偏差値80の天才ではないのだ。

 

 

とにかく未来を捨てよう。

 

それでかなりの時間が確保できるとともに、俺自身の気分が軽くなるはずだ。

 

 

あっ、別に今悩んでいるわけでも困ってるわけでもないのだが、ま、ちょっとした備忘録的まとめってやつね。

 

お前らも真似していいよ。