俺が3日前から自炊を始めたことは書いた。
初日に豆腐と白菜を茹でて(まあ、正確にいうと俺が自ら切った)、ポン酢ともみじおろしをかけて食った。
結構感動したのが、外食の場合は豆腐が難しい存在だったのだ。
その豆腐をお手軽に食えるようになって、これはすごいと思った。
さらには野菜好きの俺にとっては、スーパーの野菜コーナーがすでにサラダに見える。
白菜だけで十分だ。
毎日白菜でいい。
ただ、量が多すぎた。
豆腐一丁と白菜4分の1は多すぎたのだ。
食ったけど。
2日目。
豆腐を少しだけ小さいのにしてみた。
昨日の反省を生かしたいからだ。
代わりにエノキを入れてみた。
キノコ鍋じゃん。
エノキって結構多いんだね。
またもやギリギリのところで完食できた。
ただ、エノキの食感とパワーがあって少しだけ疲れることになる。
エノキはもうやめよう。
3日目にスーパーに行った。
3日とも違う店だ(トライアル、アルク、ビッグ)。
白菜4分の1が60円くらいから100円くらいまで開きがあるんだね。
まあ、その金額なら誤差だからいいけど、何が違うんだろう。
ん?
なんじゃ、これは?
なんか旨そうな謎の葉っぱ発見だ。
しかも「お鍋に」と書いてある。
よし、買ってみよう。
ただ、いかせん量が多い。
そして、俺は進化したのである。
保存というスキルを手に入れた。
謎の豆苗を全部使わずに半分だけ入れてみた。
さらに白菜も半分にしてみた。
いいやんいいやん。
今回の組成は、豆腐小、豆苗半分、白菜1/4の上の方(葉っぱがわ)半分である。
半分のいいところは全部食わなくてもすむというところだ。
デメリットは、次の日に残りの半分を食わないといけないということ。
ご存知のように俺は自由を愛している。
次の日に残りがあると考えるだけで、ストレスになるのである。
したがって、本日残りの半分を食ったら、やはり本来のスタイルである毎日食材を気分で買って、毎日料理をするというスタンスに戻したい。
そして昨日、事件が起こったのだ。
「先生、出汁(だし)は入れないんですか?」
出汁だと?
聞いたことがある。
こんぶとかいりこで出汁をとってから、鍋というものは作るらしい。
俺は出汁というものを入れていなかった。
これは困った。
俺は素材を愛する男。
出汁は未経験な男なのだ。
出汁がなくてもこんなに美味しいのに、出汁を入れたら、逆戻りができなくなるかもしれない。
ということで出汁を入れないで作り続けようと思う。
ちなみに毎日同じ味で飽きないか?と思う人いるだろ?
全く飽きない。
俺の祖母はメニューが3種類しかなく、それをローテーションで10年くらい食い続けてきた。
1種類だったら、3年はいける。
ハッピーだ。
今日は豆腐を普通サイズに戻してみよう。