ラオスでの俺様の武勇伝を書きたい。
今年は卒塾旅行でラオスに行くことが決まった。
そこで、調査のために塾のグループのメンバー10人でラオスに行った時の話だ。
ラオスのエレファントキャンプで、俺らは飯を食っていた。
にゃ〜❤️
可愛い声が聞こえてるのと同時に、俺の足に柔らかいものが当たった。
おお、子猫じゃん。
可愛い子猫が飯をねだりに来ていた。
俺は動物に餌をやるのがとにかく大好きなので、自分の食ってるもののうち、ネコが食べれそうなものを探した。
チャーハンの中に入っているチキンの細切れ。
これいけるじゃん。
はい、どうぞ。
ギャー。
鬼のような形相でネコが俺の肉に食いついた。
あれ?
可愛い子猫ちゃん、野性味あふれすぎてない?
基本は可愛いのだが、食うときの勢いが野生すぎる。
もう一切れやろうかな...
ネコが手を伸ばして俺の餌を早く取ろうとしたおかげで、指を小さく引っかかれてしまった。
小さい傷なのだが、血が割と出てくる。
面倒くせえな。
このやろう、餌をくれた人間を攻撃しやがって、あっち行け。
俺は足でネコを払って、ドローへと持ち込んだ。
そして、次の日。
顔を洗っているときに、自分の異変に気付いた。
なんと顎のリンパ腺が片方だけ腫れているのだ。
え?
これはいかんよ。
こんなところで、わけのわからない風土病になることはやばいよ。
すぐに病院を探した。
ゆっくり綺麗な英語を話してくれる、感じのいいお医者さんだ。
この先生なら安心だ。
そして症状と昨日のことをお医者さんに話した。
その後の診断までわずか1秒。
「Cat scratch disease.」
猫ひっかき病?
なんじゃそれは。
猫にひっかかれると、菌がリンパに入って来て腫れることがあるらしい。
念のために狂犬病などの注射も2発打ってもらって終了した。
リンパ線は抗生物質をもらって、数時間後には治った。
ネコ vs 俺。
0勝1敗か....