俺は昔から問題を解くスピードにこだわっている。
テストは最初から解き終わるまで激集中して欲しいと思う。
もうペンの先からビームが出るくらいにだ。
俺も昔から速く解くことに異常に関心があって、とにかく速く書き込むことに命をかけていた。
国家試験なんかも、とにかく速く速くと思いながら激アツの集中力で書いてきた。
中学生をよく見てると、解くのが遅い子がいる。
もしも親御さんが子供達の意見を聞いたら、こんな風に子供は言うだろう。
「お母さん、私解くのが遅いから、なかなか点が上がらないの。」
ああ、この子は慎重に書き過ぎてるんだな。
とか、この子は解くのが遅いのね。
って思うだろう。
それは違う。
同時にたくさんの生徒を見ていると、なぜ遅いかということに気づいてしまう。
書くスピードや解くスピードはそれほど個人差がない。
それよりも、なぜ?と思える場所で休憩しているのである。
解いてるはずの時間にだ。
シャーペンを見てみたり、指を触ってみたり、景色を見たり。
明らかに問題文は見ていない。
ぼーっとしている、つまりテストの世界から離れている時間が存在している。
俺は思うのだ。
限られた時間の中で、貪欲に点を奪い取りにいって欲しいと。
時間いっぱいカツカツにテストをやって欲しい。
自分の子供だけだと、他の子との違いがわからない。
そういう情報も発信するのが学びの場所だと思うし、そういう傾向を減らしていくのも俺らの仕事だと思っている。
俺は塾の子たちだけ勝てばいいと思って、授業をしている。
塾の子だけ合格して欲しいと思っている。
だから、できるだけ自分の塾の子を強くしたい。
他の子が見たら、しょんべんチビって泣きわめくくらいのオーラを纏って欲しい。
高校入試はあと5ヶ月を切った。
センターは約3ヶ月後だ。
いろいろな方法で、自分の子供たちが負けないように、おまけをつけてあげたいと思っている。
俺の塾の名は炎集団。
熱く燃えまくるしかないぜ。