旅行の価値は経験を得ることだ。
旅行中に楽しいと思う経験もあるかもしれないが、あとからじわじわとくる経験もあるのだ。
旅行に行くのに、俺はツアーを勧めない。
初めて行くところや、難しいところ、資格の必要なところはツアーで行かないといけない時もあるが、なるべくツアーで行かない方が経験が貯まる。
わかりやすく説明してみようか。
アンコールワットの駐車場には、毎日大型バスが停まる。
俺は大型バスで行ったことないが、きっとこんな感じだろう。
ホテルでみんなが集合したらバスに乗り、バスから降りたらガイドと一緒にアンコールワットを回る。
そして既に決められたコースを見たら、またバスに乗る。
これってもったいなくないか?
アンコールワットなんてそこらへんのTUKTUKに乗れば誰でも連れていってくれる。
埃っぽい道を感じたり、手を振ってくれる道端の人を見ながらアンコールワットに行った方が楽しくないか?
TUKUTUKUからバスの乗客席を見るとよくわかる。
めっちゃ背が高いのだ。
見上げるほど上のエアコンの効いた窓から、やる気なく外を見ている。
「はい。着きましたー。」
そう言われたら、荷物を置いてぞろぞろと炎天下の外に出ていくのだろう。
だるいよね?
俺らは何のために生きてるんだろうか?
俺らが生きてるこの世界で、これに近い現象が起きてないだろうか?
勉強もダラダラやって、仕事もダラダラやってしまう。
死ぬまでに与えられた日数を、観光バスの中にいるように過ごしてしまう。
「はい。勉強してください。」
「はい。仕事してください。」
「はい。休んでください。」
おいおい。
そうじゃないだろう。
サイコーなことは他人に決められない人生を生きることなのだ。
「アンコールワットの第3回廊って、急な階段だな。安全のためにツアーの人は登らないでって書いてある。」
「じゃあ、登ってみよう。」「じゃあ、やめとくか。」
チョイスできることこそハッピーだし、どうせ登るんならしっかり見てきたいよね。
言われたからダラダラ勉強する。
生きるのに仕方なく働く。
......自由がないね。
俺は好きな国の好きな場所に好きな方法で毎回行っている。
予想外のこともちょくちょく起こるが、それも楽しい。
人生って旅と似てるところあるよね。
だから、どこにいくのか?なにをするのか?どうやってするのか?どれだけするのか?誰とするのか?いつするのか?なぜするのか?......
そんなことを考えながら、楽しく生きた方がいいって思ってる。
さて、休憩も終わったので動画の勉強でもするかっと。