本屋で偶然に見つけた本だ。
特に意味はないが、平積みされていたので買ってみた。
本を読んでびっくりした。
びっくりして天に召されるかと思った。
ご存じの方も多いと思うが、俺は10年くらい前から幸せについて悩んでいた。
俺がなぜ幸せについて悩んでいたかというと、幸せを手に入れて燃え尽き症候群になっていたからだ。
自分で自分を見つめた時に、幸せであるとしか考えられなかった。
海外旅行に行った回数は150回を超えるし、仲間はいるし、可愛い生徒たちもいるし、健康だ。
これってもはや欲しいものが全部手に入ってる無双状態じゃないのか?
これ以上何を求めるのか?
お腹がいっぱいの時に、A5ランクの和牛ステーキがでてきても「いらない。」ってなるはずだ。
そう。
俺はもはやリアル人生ゲームで「成り」になった男なのだ。
億万長者にも一切興味がない。
金が全てじゃないことは幸せの境地に立つとわかる。
その俺が、たまたま書店で見つけた本を読んでみただけなのだ。
なのに......
老いの第一段階は「意欲低下」である。
なんだと?
俺は成った男じゃなくて、老いてる男だったのか?
アイアム 老いing.
おいおい。
非常事態だ。
脳内非常事態宣言発令だ。
本を読みながら、心当たりがある内容に直面するたびに「この本、俺のことを書いてるんじゃないのか?」とさえ思えてくる。
そして俺は自己改革を始めた。
俺は理論で自分を変えられると思っている。
例えば、中学のときは勉強ができなかったが、高校になって「なぜ勉強が必要か?」を自分の心の中に認めることで勉強ができるようになってきた。
経済観念もそうだ。
昔の俺は経済観念というものが破壊されていた。
とにかく持っている金を使いたくて仕方なかったし、節約をするという概念そのものがなかった。
だけどこれも理論で克服した。
今、俺は老い始めていた。
気づいてよかった。
気づいたからこそ、時間を取り戻しにいける。
10月14日にこの本に出会って、俺は今、時間に逆行している。
今日まで約1ヶ月半、1日もかかさずに毎日時間を遡ってる。
ここ10年くらい何をやればいいのかと悩んでいたが、それは悩むことじゃなかった。
俺が若かったら、やりたいことが勝手にでてくるわけだから若くなればいいだけの話だった。
今、いろいろなことを始めているが全く苦ではない。
俺は若くなっていってるのだ。