みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

誰かができることは俺にもできる権利がある。

工業高校卒業して、数年してから大学受験を始めた。

 

みんなから「絶対に無理だ、やめとけ。」と善意で色々言われた。

 

だけど、工業高校から国立大学に入った人が日本にいる以上、俺が入れない理由はどこにもないと思っていた。

 

当然、合格する。

 

その後、校長先生から電話がかかってきて学校に行ってみたら「第二次世界大戦まで歴史を調べてみたが、国立大学に合格したのは君だけだ。」と言われた。

 

....ちょっと驚いた。

 

 

何かをなすことができるか否か。

 

それは他人が決めているのではない。

 

自分が決めているのである。

 

 

今、俺は参考書と資格試験を同時にやっていて、もはや「空いた時間は勉強させてくれー。」と懇願する受験生のようになってしまっている。

 

部屋の片付けも後回し、体重の計測もあとまわし、禁酒も中断。

 

勉強に集中しなければ終了しない。

 

もはや、なりふり構ってられないのである。

 

 

普通の努力では普通のものしか得られないのは、おそらく太古の昔からわかっていることなのだ。

 

例えば、縄文時代に獲物を獲りに行くとする。

 

いつも行っている安全な場所からは、いつもの獲物しか取れないはずだ。

 

危険の多い奥地の森や、滝壺の中を進むからこそ、何か新しい発見があるはず。

 

 

受験ってその日だけじゃなく、結局毎日の勝負だと思うのだ。

 

毎日を自分に勝てるかどうか、そういうところで決まってくるだろう。

 

「やろうとは思うのですが。」

 

「今日は絶対に頑張ります。」

 

そういうのは全部ゼロに等しい。

 

なぜなら、やるやつはやっているからだ。

 

 

必ず今、頑張ってるヤツは日本のどこかにいるのだ。

 

勝とうと思ったら、容易に空想はできるであろうそいつらに勝つ必要がある。

 

 

俺は今、新しい資格の勉強しているから、「50歳も過ぎて覚えられるんですか?」とかよく聞かれる。

 

.....問題ない。

 

日本に一人でも合格できるやつが存在するなら、俺はそいつを倒すだけ。

 

ただそれだけなのだ。

 

 

いよいよ試験まであと2ヶ月になってしまった。

 

合格するし、参考書も書き上げる。

 

 

ただそれだけだ。

 

決めたことを毎日やりきること。

 

まあ、それだけなのだ。