多くのことは誰かが決めて、そこに従ってみんなが生きている。
そのルールの中でいいことと自分にとっていいことは違うかもしれない。
例えば、サッカーの試合中にお腹が空いたとしよう。
お腹が空いているというのが自分の気持ちなのだが、サッカーの試合中にはサッカーでいいプレイをすることを知らないうちに強いられている。
話は全然違うのだが、俺はもともとドラッグスターというバイクを買おうと思っていた。
これに乗っている自分を想像しながら楽しんでいた。
でも、さすがにいきなりこれはないかなとカブを買ってみた。
おいおい、全然違うじゃん。
と思うかもしれないが、ギアチェンジに憧れていたのもあるのだ。
ギアチェンジできるバイクに乗ってみたかった。
そしてすぐにギブアップした。
わずか3日である。
街を走るのに、ギアチェンジなんか面倒くさくてかなわない。
ドラッグスターを買わなくてよかった。
あの大きさを動かすだけでも面倒くさいのに、これでギアチェンジになるととんでもないことになる。
そもそも俺の家から職場までバイクで2分なのだ。
歩いても7〜8分。
そして大幅な損をしながら、すぐにスクーターを買い直した。
「こんなに早く買い直された人は店が始まって以来です。」と言われたが、損切りなのだ。
早い方がいいに決まっている。
躊躇している時間が無駄になってしまう。
そして後ろの荷物置き、なんであると思う?
生徒を後ろに乗せるときに、生徒が落ちないようにだ。
どう?
かっこ悪い?
いいのいいの。
俺はものすごく満足している。
カブを買ったことで、自分が本当に好きなバイクがわかったから、俺は今日バイク屋から帰るときに笑いが止まらなかったよ。
俺の横に、ハーレーが来ようがドラッグスターが来ようが俺はこれが一番好きなのだ。
俺は自分のバイクが一番かっこいいと心から思えるのだ。
そう。
心。
心ってどこにあると思う?
胸だと思うだろ?
俺もそう思うんだよ。
本当に好きなもの、好きな人、本当にやりたいことは胸からくるんだよ。
誰の評価も関係ないんだよ。
例えば、おしゃれな時計とかカバンとか欲しいと思うとき、胸から来るか?
来ないだろ?
これからは胸からくるものを買ったり集めたりしてみようと思っている。
それが俺の心の声なのだ。
次に欲しいもの?
あるよ。
これ。
2000円くらいなのだが、ベルツノガエルを飼ってみたい。
よくないか?
これ。
もう、人からどう見られるかっていうのはいいわ。
それ、もう俺十分にやったんで。
自分の内なる幸せに対して、「やらなかった後悔」をしないように生きていこうと思う。
お前も真似していいよ。