みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

大丈夫。お前ならできる。

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かすみ先生の赤ちゃんの「ふくちゃん、初めてのハイハイ。」である。

 

赤ちゃんのままでいて欲しいけど、成長もして欲しい。

 

赤ちゃんってそんな存在だ。

 

俺も娘がまだ小さかったときはあまりにもかわいすぎたので、「このまま大きくならないでね。」って何度もお願いした。

 

だけど、新しいことができるようになるたびに嬉しかったものだ。

 

寝返り、ハイハイ、歩くことは赤ちゃんの大イベントだと思うのだが、俺はハイハイが最もすごいイベントだと思っている。

 

ハイハイができるようになると、自分の力で色々な方向に進むことができるようになる。

 

これにより、あっちに行きたいとかこれを取りたいとか、色々な考えが生まれるようになると。

 

娘のハイハイから時間が経ちすぎているので、どういう風にハイハイができるようになったのかの詳細が思い出せなかった。

 

だからふくちゃんの初めてのハイハイを楽しみにしていた。

 

それが最初の動画だ。

 

 

これを見て、思わず俺は涙してしまったよ。

 

赤ちゃんだって頑張ってたんだなってことがわかったからだ。

 

目標物から一度も目を逸らしていない。

 

それでも途中で声を出している。

 

ギブでママに助けを求めそうな感じじゃないか?

 

でも、少しずつ少しずつ頑張ってやっと欲しいものを手にすることができた。

 

とれた瞬間、嬉しそうに見える。

 

そして実際にそれを掴んで座ってるときは、明らかに満足しているようだ。

 

ああ、みんなこれを繰り返して成長してきたんだなって思った。

 

きっと立つときだって、歩くときだって同じような感じなんだと思う。

 

俺らってこれを繰り返して、今の生活ができるようになっということを再確認させられる。

 

 

今、俺は高校受験生、大学受験生と一緒に毎日を過ごしている。

 

あきらめそうになる子を見つけて、励ましてあげるのが俺の仕事だ。

 

だけど、どんな子だって潜在的には頑張る力を持ってるんだと思ったよ。

 

潜在的にだよ?

 

お前が気づかないところで、お前の体は頑張りに耐えうる魂を宿しているはず。

 

成長する上で、挫折したり勝てなかったりしたことがあったせいで、そのことを思い出して諦めそうになってるかもしれない。

 

だけど、本当はそうじゃない。

 

お前も俺も、こうやって欲しいものに手を伸ばしてきたんだよ。

 

記憶にないだけで。

 

だからこうして俺らは歩いたり、文字を書いたり、掛け算の九九ができたりしている。

 

これは当たり前なことじゃない。

 

俺らがどこかで頑張った証拠なのだ。

 

 

気にするな心配するな。

 

結果と努力することは違う。

 

努力して何かを手に入れようとすることは、本能的に俺らに与えられている力なのだ。

 

だから頑張ろう。

 

歩みを止めずに。

 

 

あと少ししかない。

 

早くお前の目の前にある、お前の欲しいものを掴もう。