みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

趣味....

会社に行ってる頃は、趣味の意義がよくわかっていた。

 

ざっくり言うと就業時間に働いて、残りの時間が自分の時間。

 

自分の時間を余暇というなら、余暇にキャンプをしたり泳ぎに行ったりして楽しめば良かった。

 

 

しかし、経営者になってから話が大きく変わってしまった。

 

自分の時間に公私の差がなくなってしまった。

 

だから、無駄なことに時間をできるだけ使いたくなくなったのだ。

 

それをして何につながるのだろう?と考えてしまうようになった。

 

全部が仕事思考になってしまっている。

 

読書だって、仕事に関係のある本しか読みたくない。

 

じゃあ、バイクの免許はどうなの?と思うかもしれないが、お金を永久に価値の下がらない免許という形に変えておこうという発想から始まった。

 

海外旅行は?

 

海外に行くことも、いつも仕事に結びつけて考えている。

 

なにか仕事で役に立たないだろうか?と思いながら、色々なものを見聞している。

 

そうなってくるといつも疑問に思うのが、趣味で走ってる人なのだ。

 

特にマラソン大会に出てる人たち。

 

どうしてお金にもならないような、どうかしたら体を壊してしまいそうな練習をするのだろうか?と。

 

3時間も4時間も走って、挙げ句の果てに次の日に筋肉痛にまでなって、靴はいる、服はいる、タオルはいる.....

 

そういう無駄なことに時間を使って、どうしてその人の経済が成り立つのだろうか?と。

 

もしかして、会社員の人?

 

俺が会社員だったら、きっと仕事以外の趣味を持ったに違いない。

 

でもなあ。

 

全部、仕事に結びつけて考えてしまうのも悪くはないのだが、ちょっと厚みのない面白くない人生だと思う。

 

もちろん、エジソンノーベル賞を取る人たちのように仕事に没頭し、人類の生活を進歩させているすごい人達もいる。

 

でも不思議なことは、仕事のことだけ考えた人も、趣味をがんばった人も同じようにご飯が食べていけるということなのだ。

 

何が言いたいのかわからなくなってきた。

 

 

趣味を持って生きている人もいいし、仕事に没頭している人もいい。

 

ただ、俺の場合は経営者なので趣味と仕事の距離が近くなってしまう。

 

でも今の俺が思う趣味ってのは、できるだけ他人から理解されないような自分のワールドを作ることだ。

 

自己満足が趣味だと言えると思う。

 

俺も海外によく行ってたが、俺は俺の旅の美学があった。

 

コロナのおかげで自分のことを考える時間がしっかり取れたので、これからもっと他人に理解できないような「は?」みたいな人間になりたいと思っている。