俺は自分ができる範囲の寄付をずっと続けている。
独立する前に、自分の成功だけ考える人は真の成功者にはなれないと学んだからだ。
この仕事を始めたばかりの赤字だった頃からずっとやっている。
最初はコンビニの募金箱にお釣りを入れるくらいでもドキドキだったが(借金しかなかったので)、それから少しずつちゃんとした寄付をするようになった。
一時期は、発展途上国の孤児院や病院にまとめて寄付をしていたが、今は発展途上国の人たちにチャンスがある度に少額ながら寄付させていただいている。
誰だって自分のお金なのだ。
人にあげたくないに決まっている。
でも、たまたま豊かな日本に生まれただけで、そのことで自分が偉いとはとても考えられない。
寄付する方と寄付される方だったら、寄付する方側がいいに決まっているだろ?
だから俺は「寄付させていただいてありがとうございます。」と心から感じて、応援させていただいているんだよ。
よく、「魚をあげるんじゃなくて魚の釣り方を教えてあげた方がいい。」という話も聞くが、そういうやつが釣り方を教えてあげているのを見たことがほとんどない。
俺だって釣り方を教えてあげられるのならそうしたいけど、そこまでの時間や経済力が俺にはない。
だから俺はいつも自分にできるギリギリの線で応援させてもらっている。
「すみません。魚3匹ですけど、これだけ置かせてもらって帰りますね。今日だけでもお祝いしてくださいね。」
あと、発展途上国に行って、あまり値切らないことにしている。
あるいは値切った後からでも、なるべく多めのお金を渡している。
貧しい人の死活問題レベルのの100円を戦いたいとはとても思えないからだ。
今度、カンボジアに行くが先日、日本人が事件を犯してしまったあの家にも寄ってこようと思っている。
せめて1ヶ月分のお父さんの稼ぎくらい置いてきて、謝ってこようと思う。
日本を嫌いにならないで欲しい。
貧しい国を旅している人はわかると思う。
日本人に優しい国はとても多い。
それはきっと先輩たちがみんなに優しくしてあげたからだと思っている。
最近の日本は人気がなくなったと言われている。
バックパッカーたちが、現地の人が不快になるほどの値切りをやりまくっているとも聞く。
お金がない旅行だったらそれも仕方がないけど、俺は俺が歩いた後に桜を咲かせることはできないが、だけど、クローバくらいなら生えさせることが出来るんじゃないかっていつも思ってるよ。
たまには四つ葉のクローバーだって混じるんじゃないかな。
自分のことだけ考える人間になりたくない。
みんなと一緒にハッピーになりたい。
海外に行くと笑顔でみんなが「ミック。」って話しかけてきてくれる。
ありがたい。
みんな。本当にありがとう。