もはや俺が幸せすぎて、止まっていることに気がついた今。
今の俺が羨ましがることをすれば、俺はさらに幸せとなってしまうことに気づいた。
何をすれば俺は羨ましいか?
威張りたいや、褒められたいなど、これはもはや心の内面なので他人に見せるものではない。
というわけで俺は自分だけの夢ノートを作ることにした。
何度も言うように、俺は物質的には満たされている。
フェラーリが特に欲しいわけでもなく、タワマンに住みたいわけでもなく、キャバクラや銀座のクラブに通いたいとも全く思っていない。
お金によって買えるものは、もはやほとんどない気がする。
昔、ヴィトンの靴やらアタッシュケースやらちょっと買ってみたこともあるが、自分に必要ないことがわかり、農業をしている弟にやった。
でも、俺が俺を羨ましがらせるためにはお金も必要だ。
かといって、欲しいものはない。
だから、お金をデジタルな概念として考えることにした。
お金は数字だ。
数字を高めよう。
ゲームをするときの自分のレベルだと考えるようにする。
基準は俺が羨ましがる方向に進んでいくこと。
俺の人生だから、俺が羨ましがることが幸せなことに違いない。
心の中ではわかっているのだ。
とにかく、挫折しないようにワクワクした気分を維持させること。
その夢をありありと空想し続けること。
昔から書かれている成功法則にあることを実行していくだけだ。
名前も改名する。
「みかみ 一桜」これはもう必要ない。
これは化学の先生をやってるときの俺のペンネームだからだ。
俺の新しい名前はMIK(ミック)だ。
俺は海外ではMIKと呼ばれている。
俺は次のステップに進むために、世界の人がわかる名前に変えておく必要があるのである。
俺の仲間の誰かに「みかみ 一桜」をあげようかなあ。
林家三平みたいに使っていくと、それはそれでいいかもしれない。
さて、俺は夢ノートを作ろう。
今までの俺のステータスシンボルはベンツだった。
初めてベンツを買おうと思ってから、試乗させてもらったり、毎日ベンツを眺めたり、とにかく映像を目に焼き付けた。
夢ノートは五感で作る必要がある。
あのときのように、俺は自分の成功イメージをありありと想像できるところまで潜在意識に叩き込まなければいけない。