酒をやめてから、ハーブティーにハマっている。
というよりは、俺は昔からハーブティーが好きだったことを思い出す。
それを完全に酒が駆逐してしまい、「酒以外は全部同じ飲み物。」に感じさせてしまった。
というのは、ドリンクバーあるじゃん。
ああいうどうでもいいような場所に、若いときの俺も行ってたんだった。
最近は、飲み放題とかハッピーアワーとかの店に行っていたが..
当時は好んでハーブティーを飲んでいた。
俺らの時代にハーブティーっていうと、「なんだ?その野菜の葉っぱみたいな味は?」ってなっていたのだが、俺は無類の野菜好きで、飲み物から感じるその植物感がなんとも言えなかった。
当時はたしかペパーミントが好きだったような気がするのだが、今飲んでみるとそうでもなかった。
まだ、そう多くは試してはいないが、今のところ「ローズヒップ」がめっちゃ美味しい。
実は俺はコーヒーもそこまで好きではない。
ただ、お茶系はなぜかわからないけど、すっきりしておいしいと感じてしまうのである。
中国に行ったら、こういうのでお茶が飲める。
これも風情があって面白いとは思うのだが、味はなんかやっぱりお茶お茶な気がする。
日本の玉露や高級な烏龍茶とかも、確かに美味しいとは思うのだが、ハーブティーの方が旨い。
なんか酒好きだったやつの負け惜しみ感がすごい気もする...
でも、しばらくはハーブティーを色々試してみようと思う。
それで一番自分の好きな種類が決まったら、飲み方を決める。
マイクロプラスチックってご存知だろうか?
PM2.5のような感じで、今まではほとんど気にもしていなかった微細なプラスチックの破片である。
ティーバックにはこれがたくさん含まれており、俺ぐらいガブガブ飲むと体にプラスチックが蓄積されると怖いので、最後はできるだけ自然に近いものをプラスチックフィルターを使わずに飲みたいと思っている。
親御さんが俺の家に来られた時なんかは、いい感じでハーブティーを出せたらと今は考えている。
ある時期、本当に保育園の先生になりたいと思ったことがあったのだが、他人の目が恥ずかしかったのでできなかった(当時は保父さんと呼ばれており、レアすぎた)。
このハーブティーも俺みたいなおっさんが、「はい。ハーブティーでも召し上がれ。」なんて言うとキモくて仕方がないのだが、酒をやめた今、代わりの飲み物を探索しておかなければ、酒の国の妖精が俺を迎えに来てしまう。
金もそんなにかからないし、しばらくはハーブティーの世界にいようと思う。
....もしも、このままローズヒップが一番美味しいってことになると、主要原産国であるチリに直接買い付けに行こうと思っている。
なぜなら、俺はこだわる男だからなのである。