ベッドが落ちていた。
粗大ゴミだろう。
ゴミ収集のところに置いてある。
きれいにしたら売れるんじゃないか?
仮に1000円くらいで売れたとする。
逆に売れなくするにはどうするだろう。
張り紙を貼る。
「昨日、祖父が死んだベッドです。」とか買いたら、いきなり3万円くらい出さないと引き取ってもらえなくなるだろう。
今度はどうやったら高値になるか。
このベッドが100万円くらいで売れるようにするためには、「アインシュタインの使ってたベッドです。」とか、「菅田将暉が作ったベッドです。」にすればいいのではないだろうか。
おかしい話だ。
同じベッドなのに100万円で売れたり、3万円払ってもひきとってもらえなかったりする。
全く同じベッドであるにも関わらずだ。
人間にも同じことが言えるんじゃないか。
張り紙を変えるだけで、価値が上がったり下がったりすることがあるのでは...
昔、神田昌典氏の本で、一瞬でスーパーマンになれる方法を書いていたことがある。
「あなたに肩書をつけよう。」というものだった。
例えば、「勉強集中流家元 みかみ一桜」と名乗ってその通りに生きていけば、勉強集中を意識するようになるはずだし、「小金使い みかみ一桜」と名乗れば、大きいお金でなく小さいお金をガンガン使えるようになる(まあ、使う必要はないが)。
俺はもはや俺に肩書をつける必要はないが、まあ、それでも強いて肩書をつけるとすれば、
「推薦入試戦略家 みかみ一桜」 か 「楽しい仲間増殖人 みかみ一桜」とかがいいかなあ。
受験生は毎日毎日頑張っていくことで、成績が上がっていくだけじゃなくおとなからの信頼がついてくると思う。
勉強しないといけないけどできないって人は、気持ちはわかるが、できる人よりはすでに負けている。
例えば、俺が一緒に仕事するとしたら頑張れるやつと仕事したいに決まっている。
「やったらできるんですけど、今じゃないっす。」っていうやつとか、「次は頑張ろうと思います。」とかいうやつとは組みたくないよね。
当然だけど。
どうだろう。
もし俺がベッドだったら。
「楽しい人達と過ごしてきました。もう満足です。ゴミ収集者の人、重いけど持っていってね❤️」
みたいな感じのベッドになりたいかな。
自分が育つより、若い人を育てる年齢に来ている。
みんなが俺よりも幸せにハッピーになってくれるとうれしいなあ。