俺は毎年、出版されている全ての会社の実践問題集を解いている。
各会社によって、すごい違ってた。
代ゼミはいつも「頭おかしいのかこいつ?」って問題を作るイメージだったが、今年は共通テスト試行問題も頭がおかしかったので、なんとなくマッチしたような印象だ。
いつも素晴らしい河合塾は、迷いがあったのだろうか?
前半の問題(1〜3回)と後半の問題(それ以降)がタッチが違いすぎた。
時間がなくてどれか一冊やらないといけな人は駿台を勧めるかな、今年は。
Z会のぶっ飛びぶりが、今回は尋常じゃなかった。
共通テストなのに、旧帝大くらいの問題難易度になっていたように思うし、試行テストの癖を拾いすぎてるため、めっちゃ難しい問題になっていた。
とにかく試行調査テストの問題が悪すぎて、あれでいいんか?
文科省は。
教科書、あんまり関係ないじゃん。
教科書をきちんと勉強した子がいい点を取れるような問題にしてあげるべきだと思うし、ああいう問題にするのなら、教科書を変えないといけないと思う。
俺の生徒は日本の平均よりずいぶん上だと思うのだが、その子たちでも苦戦するような問題なのに、日本の平均の子が解けるはずがないと思うのだ。
というわけで、今年の共通テスト実践問題を全部解いた俺がどういう風にやれば、マシな点が取れるのか書いてみようと思う。
まず一つ、化学が苦手な人は本文を読まないことだ。
本文が長すぎるのだ。
これだけで疲れてしまうし、読みながら意味をとるのが難しい。
今回の試行調査テストはこういう問題が何問かあった。
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいた。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行った。川上からどんぶらこどんぶらこと
(中略)
犬が現れたので、「家来になれ。」と言ったら、「そのきびだんごをくれたら、家来になろう。」と応えた。桃太郎は腰のきびだんごを犬にやった。
(後略)
問 下線部のきびだんごは、何県の名物か?
1 北海道 2 東京 3 岡山 4 福岡
こういうの。
こういうの解くのに、本文いる?
問題文だけでよくない?
つまり、本文の内容なんか把握しなくても問題が解けるものがいくつかある。
逆に本文を読んでしまうと訳がわからなくなる場合がある。
だから、苦手な子は本文は捨てて欲しい。
まだいろいろあるのだが、今日は忙しいのでこれくらいで。