みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

ワナさんからもらったもの。

カンボジアにワナさんという友達(ブラザー)がいる。

 

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今回、この人からあることを学んだのでシェアしたいと思う。

 

 

カンボジアには友達が結構いるのだが、ワナさんのことを一番信用している。

 

仕事はトゥクトゥクのドライバーだ。

 

 

みんながカンボジアトゥクトゥクを選ぶときのポイントはなんだろうか?

 

俺だったら、「英語が堪能であること。」を優先順位1位に推したい。

 

2位は料金だ。

 

ワナさんはそんなに英語も堪能じゃないし、特別に安いわけでもないかもしれない。

 

だけど、ぶっちぎり優しいのだ。

 

生徒がちょっとでもいなくなったら、すぐに探しに行ってくれる。

 

暑そうにしていたら、水はいらないかと気を利かせてくれる。

 

みんながわかりやすいところにいつも立っていてくれて、俺たちを守ってくれる。

 

 

そのワナさんの口癖が Never mind(気にすんな)だ。

 

何かお願いをするといつも Never mind と言って俺を安心させてくれる。

 

 

今回は、ちょっと面倒なお願いだった。

 

本来なら、ワナさんの家に2日目に泊まりに行こうと思って、そう伝えてあったのだが、考えが変わりその日に行かないといけなくなった。

 

会ってすぐに、「ねえ、明日行くはずだったワナさんの家に今から行っていい?そのまま泊まっていい?」

 

人には準備ってものがある。

 

明日用に食事や掃除など、計画を立ててたはずなのだ。

 

会ってすぐ「君の家に今から行ってそのまま泊まっていいか?」なんて失礼にもほどがある。

 

だが、俺も生徒と行ってる責任者だ。

 

今回はどうしても1日目に宿泊する必要が俺なりにあったのだ。

 

ワナさんがいつもの Never mind を言ってくれることを期待して、俺は無理なお願いをしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「Never mind」

 

「Sorry sorry     very sorry     special sorry     super sorry.」

 

「Never mind。Why?」

 

本当にNever mindな雰囲気で俺の期待に応えてくれる。

 

 

 

そして俺は気づいてしまったのだ。

 

 

この Never mind はものすごい言葉だなと。

 

必殺のキラーワードだなと。

 

 

俺はグループの代表であり、社長だ。

 

やりたいことはやらないし、文句言ってくる人はいない。 

 

 

なのに、俺はイライラしたり怒ったりすることが多いから、周りのみんなによく気を使わせてしまっている。

 

俺もできるだけカーッとならないように気をつけているのだが、それでもイライラしてしまうのだ。

 

そんな自分が嫌でいつも悩んでいた。

 

 

 

だから、俺はこのNever mindをワナさんから、勝手にもらうことにした。

 

よく考えると全てがNever mindだった。

 

 

 

今まで心配してきたことは、無事に今日まで乗り越えることができて、心配したり怒ったりすることに、なんの意味もなかった。

 

全てNever mindと言って、生きて来ればよかったことに気づいたのだ。

 

まだ間に合うじゃんか。

 

 

とにかく俺は口癖をNever mindにする。

 

俺のNever mindは「気にするな。」じゃなくて、「大したことない。」と訳す。

 

俺の周りに起こってるほとんど99.99%のことはNever mindだ。

 

 

昨日の昼からNever mindを口にするようになって、俺は24時間以上全く頭にくることがなかった。

 

イラっとすることさえなかった。

 

Never mind はみんなに言ってると同時に自分自身にも言ってる。

 

起こってることは怒るような、心配するようなことではない。

 

とにかく俺は Never mind で生きていく。

 

 

ワナさんに教えてもらった、Never mind。

 

ワナさんの言い方をいっぱい頭の中で覚えてる。

 

 

俺もワナさんのようにNever mindを連呼して、他人を幸せにしていきたい。

 

いい言葉だから、お前らも使っていいよ。

 

きっと幸せが増えると思うから。