みんなが好きなことをやって生きていけるわけじゃない。
料理を作るのが好きだという人は多いが、料理を片付けるのが好きだという人は多くない気がする。
設計のアイデアを考える人は多いかもしれないが、実際に図面を引いてるときが楽しいという人はそう多くない気がする。
でも、それぞれの仕事は存在している。
誰かがやっているからだ。
最近、好きなことで仕事をしようとよく言うが、それは好きなことで仕事やってうまくいってる人が言ってるだけだと思うのだ。
だけど、それも一理あると思う。
今日はそんなこと、つまりイントロと逆のことを書いてみたい。
仕事をどうやって選ぼうかなあ、だ。
俺は昔、研究者だったのだが、それが嫌いだったわけではない。
ただ、研究室のベランダから外を見てると、自転車に乗った高校生が学校から帰っている。
ああ、勉強関係の仕事の方がいいなあ。
そして、人と話したりする仕事がいいなあ。
そんなことをよく思ってた。
はじめ、家庭教師になったのだが、研究よりもずっと楽しかった。
そしてそのうち、塾の先生へと変わった。
家庭教師より、さらに楽しいことがわかった。
子供がたくさんいるからだ。
自分の話をできるだけ多くの子に伝えたいし、みんなが上がることが嬉しい。
おそらくはこういうのをやりがいというのかもしれない。
ちょっと職業選択のことを考えてみよう。
仕事を選ぶ要因は主観的には6個くらいはある気がする。
1 お金
2 やりがい
3 やりたくない度合い
4 時間
5 将来性(安定等も含めて)
6人間関係
人によって、優先順位が違うと思うけど、俺の場合はこんな順番かな。
やりたくない度合い > 人間関係 > お金 > やりがい > 時間 > 将来性
研究者の時はまあ、仮に全部が10点満点だったとすると...
やりたくない度合い(-2)人間関係(-1)お金(7)やりがい(7)時間(-8)将来性(7)
今は..
やりたくない度合い(0)人間関係(0)お金(8)やりがい(10)時間(-3)将来性(7)
こんな感じかなあ。
本当は優先順位に応じて係数をかけないといけないと思うが、今は単純に足し算にしてみよう。
研究員 10点 塾の先生 22点
...よりいい仕事に変わったと言える。
俺も年を取っていくから、仕事の内容を変えていかないといけないと考えている。
なんとなくで決めずに根拠を持って、シフトしていきたい。
お金も年を取ってから10万円より、若いうちの10万円の方がなんだか価値がある気がするようになっている。
経験も同じ。
80歳で万里の長城を見て感動するのと、20歳で感動するのでは20歳で感動した方が、その感動が大きい気がする。
何が言いたいのかちょっとまとまらなかったが、まあ、とりあえず今日も書いたぜっちゅーところだ。