昨日、抜糸しに総合病院に行ったら、卒塾生に出会った。
研修医で頑張っていた。
その子のお姉ちゃんも国立の医学部に入った。
そのお姉ちゃんの受験スタイルが面白かったから書いてみようと思う。
その子は、入塾した時から看護師になりたいと言っていた。
性格も優しく明るい子で、看護師さんになったらいい看護師さんになりそうだなって思ってた。
最初は国立大学のどこでもいいから看護学科に入れたらいいと言っていた。
だから、比較的入りやすい大学を選んでいた。
3年の初め、その大学でA判定がついた。
しばらくして、机の前に入っていた志望大学の紙に「あわよくば○○大学看護師」と付け足しがついていた。
その子に確認した。
「志望大学変えるの?」
「変えません。あわよくば行けるといいなあ。って書きました。」
夏休み、その大学の看護学科にA判定がついた。
また大学を変えるのかなと思っていたら、「あわよくば医学部」って新しい紙が貼られていた。
あわよくばって.....
医学部ってそんなに簡単じゃないと思うんだけど。
しかし、その子はセンター試験で自己最高点をたたき出し、山口大学の医学部に現役合格した。
妹もそれを見て、医学部へと進んだ。
何をやるにもやり始めが一番難しいと思う。
だったら、ハードルを下げてえスタートするのも手かもしれない。
ジムにとりあえずいくという目標を立てたり(行くだけで何もしなくてもいい)、英単語を一つだけ覚えるでもいい。
ビールを飲む前に最初の一杯だけは水を飲むでもいい。
簡単なことからスタートさせる方が物事が続きやすいかもしれない。
もちろん、今の受験生は全力でやるのみなのだが、大人が何か始めるのに、このあわよくば...というのは使えるのではないだろうか?そうふと思った。