みかみの国の王様

お前はお前。俺は俺。

ミュージシャンと先生と。

以前から俺は言っている。

 

人を一番幸せにしている職業は音楽家ではないのかと。

 

音楽はほぼ全員が聞いている。

 

音楽に励まされ、音楽で救われた人も一途多いはずだ。

 

もし、俺に全知全能の才能があるなら、俺は世界一のミージシャンになりたい。

 

そしてみんなの苦しみを減らしたいと思う。

 

 

ところが俺には音楽の才能がない。

 

特に歌に関しては本当にダメで。

 

いつもみんなに言っていて信じてもらえないのだが、受験勉強や大学生の間の10年間くらい一切カラオケに行かなかった。

 

そして久しぶりにカラオケに行った時、声が出なくなっていたのだ。

 

双子の弟に確認したのだが、別にこの10年間で歌が下手になった感じはしないという。

 

俺が歌うことを全くしていなかった10年間に、俺の喉は歌い方を忘れてしまったのだろう。

 

授業していていつも思うのは、誰が授業してもほぼ変わらないだろうと思う単元もあるのだが、逆に人によって全然違うだろうと思うところもある。

 

この全然違うところが個性につながっていくのではないかと考えている。

 

 

ミージシャンを見ていると、いろいろ人がいるよね。

 

声がいい人。歌詞がいい人。曲がいい人。顔がいい人。

 

それぞれは比べられないが、それぞれを評価する人がいる。

 

そして、多くの人から評価される人と小さい場所でしか認められない人がいる。

 

どうせなら目立ちたいと思うよね。

 

 

俺は授業ってのはステージに少し似てると思うんだよ。

 

誰が授業するかで盛り上がりは違うと思う。

 

だったら、みんなに共感してもらえる授業がしたいって思うよね。

 

ツイッターに「今日のみかみせんせーの授業しびれたー。」って書かれるような授業がしたい。

 

 

今、すでに完成したと思って授業してる先生も多いと思うが、俺はまだまだだ。

 

だから、密かに準備を進めている。

 

自分の教室での授業のクオリティを高めることは、日本で認められることに近づいていてくるはず。

 

これだけネットが進化しているのだ。

 

自分の授業を日本に発信することは、いとも簡単になっている。

 

まだ、予備校や塾、学校の先生の授業は、昔の流れから大きくは変わっていない。

 

昭和の授業と大差はないと思う。

 

でも本当はITの出現で、わかりやすく説明できる方法は格段に進化しているはずなのだ。

 

 

俺は個性あるミュージシャンのような先生になりたい。

 

何年も何年も愛されるミュージシャンのような先生にだ。

 

大人になって化学はいらないんだけど、またみかみの授業を聞いてみたいな、って思われるような授業の方向に進んでいきたいと思っている。