船は小さい方がいい。

俺が会社にいた頃、ずっと思っていたことだ。

 

同期の給料って、若いうちはほとんど差がつかない。

 

きっと日本の大企業なら35歳くらいまでは、1万円も給料に差がつかないと思う。

 

なぜだろう?

 

先輩たちはいう。

 

仕事ができると出世するから、将来はものすごい差になると。

 

当時、それを信じるしかなかったが、チームで仕事をこなしていくということに関しては不平等感を持っていた。

 

ほとんど同じ給料なのに、責任や仕事の負担が全然違うから、これはなんだかおかしいのではないのかと。

 

でも、それが企業だろう。

 

 

 

塾を始めたばっかりの時には、俺しかいなかったから当然順調に仕事が進んでゆく。

 

それから優秀な仲間が来てくれて二人がかり。

 

誰からも平均を下げられることはない。

 

うまくいくに決まっている。

 

そして少しずつ仲間は増えていく。

 

 

が、俺は人数が増えないように今でも気をつけている。

 

人数が増えると必ず平均値が下がってしまう。

 

地元で、時々「うちの子(親戚の子供)、就職がないから塾で働かさせてくれ。」と相談を受けることがある。

 

この類の話には、速攻でお断りさせていただくようにしている。

 

弱い人が入ってくると、全体の競争力が落ちてくるからだ。

 

自営業はそもそもが競争に晒されているわけだから、会社の平均が下がってはいけない。

 

余剰な人を採用して、全体の競争力が落ちるようなことは避けなければならない。

 

もしも、社長の力が一番強いとすれば、社長が誰かを採用するたびに平均値が下がっていくものである。

 

 

俺は今からネットを頑張るつもりだが、できるだけ俺のカラーが出るように、できるだけ俺の悪が際立つように、最少人数で臨むつもりだ。

 

俺は会社を一生大きくしない。

 

肩書きにも興味ないし、知名度も必要ない。

 

 

俺は勝つために、できるだけ会社を小さく磨いていきたいと考えている。