俺がひなまなに会ったのは2人が中学生のときだった。
ひなこちゃんは下松教室に。
まなみちゃんは炎集団に通ってくれていた。
まなみちゃんとは中学の時に一緒にカンボジアに行った。
どんなことでも挑戦できる子で、挨拶もきちんとできる、何かやるときには「はい。まなみちゃんからやって。」って言うと卒なくこなしてくれる。
他の子はそれを見て、真似をしながら恐る恐る挑んでいく。
俺は子供達と海外に何回も何回も行ってるから、なんとなく海外偏差値を考えてしまう。
勉強ができるできない以外のところで、海外に向いている子と向いていない子がいるように思う。
まなみちゃんは、俺の中ではトップの1人だった。
「英語の先生になりたい。」が夢だったので、海外は向いているなあって思ってた。
高1の時だっけかなあ。
クラスのみんなが韓国にいきたいって言って来て。
15人くらいの子と韓国に行った。
カンボジア経験生徒が5人いたから、かなりぶっ飛んだことができた。
まあ、一番すごかったのは、「俺、先にホテルに戻るから、買い物終わったら勝手に戻って来て。」だったなあ。
ある子は地下鉄で戻って来て、ある子はタクシー、一番すごかったのは1時間以上かけて道を聞きながら歩いて戻って来たもんなあ。
集合時間に戻れない子が多くて、さすがに心配でドキドキだった。
そのときにひなこちゃんの逸材さを知った。
俺の中で海外偏差値トップを誇るまなみちゃんと同等レベルの、度胸と挑戦、これはすごい子が出て来たと思ったよ。
そして、2人が高校3年になったになったときに、俺は自分のバケツリストを完成させるべく、メコン川400kmをスピードボートで爆走するという計画を立てていた。
この話をひなこちゃんにしたところ、「ちょっとママに聞いていいですか?」と。
俺はただ後悔しないように生きるということを話したかっただけなんですけど。
「何を聞くの?」
「いや、一緒に行っていいかを。」
俺も職業柄、こういう仕事だし...さすがに高3だし...
次の日、「ママ、オッケーでした。」
オッケーってママ。
受験生なんですよ?お嬢様。
「まなみに聞いていいですか?」
ひなこちゃん、聞くのは日本国憲法の精神の自由で認められているけど....
そしてまなみちゃんに聞いて、家に戻って1分後くらいに、
「お母さんオッケーでしたと。」
1分って、カップ麺も作れないほどの即断、すごいなあ。
ということで、俺らはメコン川アタックに挑んだ。
そして象使いの免許取ったりして、帰国した。
日本に帰国してから、あっという間に世界一周が決まり、2人は旅立っていった。
その高校の中でも成績優秀な2人。
そのままいい大学にきっといけたはずだ。
「私、今、世界一周しないと第一志望に行く羽目になるので。」
by ひなこ
という謎の発言をし、突如人生を変えてしまった。
勉強だけでなく、旅行偏差値トップの2人(俺調べ)が、日本で初めての女子高生として世界一周に挑んでいる。
今までに世界一周した人はたくさんいるかもしれない。
でも、この2人は全く新しいパターンだと思うのだ。
だって、塾の先生が旅行を応援してるってなくない?
しかもそれに賛同してくれてる他の塾の先生がいっぱいクラファンに入れてくれてる。
クラファンの半分は日本中の塾から出てる。
俺は2人の魅力に負けて、あの2人を遠くから守っている。
俺はあの子達とやりとりする中で、時々ぶつかったり、一緒に共感したり..
近くにいると簡単に説明できることが、遠くにいると話が噛み合わなかったりする。
でも、あの子達は確実に成長している。
昨日からまなみちゃんがブログをリニューアルしました。
リニューアルした後のパワーアップ。
さすがトップレベルの高校生と思うでしょ?
あの2人、賢いからまだまだ成長するよ。
ブログランキングに登録し直してまた頑張るみたいです。
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ところで、ひなまなは俺には中学生のような感じに見えるのだが、こうして昔の写真と比べるとお姉ちゃんになったんだなあと思える。
ちょっとびっくり。
松本D、原さん、そしてはちやま先生、いつもありがとうございます。