長距離走を走っていると、かたまり(集団)が出来ることがよくある。
トップの集団以外にも、いろいろなところでかたまりが出来る。
かたまりの中に入って走ると、1人で走るよりはずっと楽になる。
周りの息や歩数とシンクロするようになり、あたかも自分が止まっている錯覚を受ける。
その状態で走ると幾分ではあるが、スタミナを温存することができる。
ただ、1つのレースの中にかたまりは多数あるため、速い遅いはあるものの、みんなが走っていることには変わりない。
あるかたまりから脱落するのはいとも簡単だ。
苦しいかもしれないと考えればいい。
すると途端に苦しくなって、あっという間に後続のかたまりに吸収されてしまうだろう。
後続のかたまりはややゆっくりなので、もしかしたらそこで生き延びれるかもしれない。
問題は、前のかたまりに行こうとするときなのだ。
わかりやすく、数字を入れて説明しようか。
自分のかたまりの時速が15キロだとする。
前のかたまりは時速16キロ。
するとあと1キロほど時速を上げて走らなければいけない。
だが、それでは永久に追いつけない。
時速17キロにしなければ、前の集団に追いつけない。
つまり前の集団よりもさらに早く走らなければ前の集団に追いつけないってことだ。
レールを変える。
ステージを変えるというのはそういうことなのだ。
新しいステージに行きたいヤツは、新しいステージで頑張ってるやつより速いスピードで走らなければいけない。
ま、その覚悟がいるってことなんだけどね。
例えば、ひなまながクラファンで世界一周していることに関して、大人の皆さんがトンチンカンな批判をしてくることがある。
「他人の金で行って、君たちは何もしてないよね?」
バカか?ひなまなは高3の1年間を差し出してるんだよ。
休学しているんだよ。
同級生と離れてるし、これからもずっと1年遅れて進んでいくだよ。
お前こそクラファンどころか批判しか出してないじゃん。
有名な言葉がある。
「人並みの努力では人並みの人間にしかなれない。」
有名すぎて、訓み人知らず状態だが、まさにその通りだと思う。
人並みの努力してしてないやつが、なぜか羨ましがったり妬んだりしているんだよね。
歌手に向かって、歌が下手くそ。
スポーツ選手に向かって、しっかりやれ。
おい。
しっかりやるのはてめーの方だっちゅうーの。
しっかりやってないてめーが、いつまでもギャーギャー言ってるから、お前はそのかたまりから抜け出せない。
まあ、俺にも言ってるわけなのだが、俺ねえ、もはや何も欲しいものがなくなっちゃって燃え尽きてたわけなんだよ。
今も別に欲しいものがあるわけではないから(まあ川は欲しいけど、それだけでは原動力になれない)、なんかね、こう15年ぶりくらいにじわーっと力が湧いてきている。
俺は今のかたまりのレベルで全然よかったんだけど、内なるエネルギーがそろそろ飽和に近づいた気がする。
頑張ってみようかなあと、最近感じたことない信号が俺の体から出るようになり始めている。
でさあ、じゃあ何頑張るかって話なんだよ。
これが俺の場合、既存のモデルなんかクソ食らえで、ニュータイプになりたいんだよ。
ニュータイプにね。
新しい概念をもってきたい。
それからもう一つ。
さっきから言ってるように、なりたいレベルの自分よりもっと頑張らないとそこには行かれないってこと。
それはわりと至難で、相当時間を割く必要があると思ってる。
ってことで、お前らもなんかやれ。
ナポレオンヒルも、空想できることは全て実際の形にすることができると言っている。
楽してできることなんかどこにもない。
覚悟を持つことだ。
他のいろいろなことを諦めることだ。
よし、覚悟したらいけ!
保護者に好かれる、ファンになってもらえること。
お母さんネットワークは凄い力を持っていますから。